【ノッキンオン・ロックドドア】ドラマのネタバレ感想・あらすじ!最終回結末までのまとめ

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ノッキンオン・ロックドドアが2023年7月29日(土)放送スタート!

このドラマのタイトル、ちょっと言いづらいこれは探偵事務所の名前です。

閉ざされたドアをノックするように、真実を導き出す2人の探偵。

事件のトリック担当の探偵、御殿場倒理(松村北斗)と動機や理由担当の探偵、片無氷雨(西畑大吾)。

共同経営する探偵事務所で依頼者に問う…「不可能(倒理)と不可解(氷雨)どちらをご希望ですか?」

バディ作品に強い堤幸彦監督のドラマです!

この記事では、すでに開けられたドアから探偵の推理を遡っていこうと思います!

犯人→事件概要→トリック→ポイントをご紹介していきますので、それを踏まえて是非お楽しみください!

目次

【ノッキンオン・ロックドドア】第1話のネタバレ感想・あらすじ

あらすじ:初回拡大スペシャル!

 事件のトリック=【HOW】の解明を得意とする不可能専門探偵・御殿場倒理(松村北斗)と、動機や理由=【WHY】の解明を得意とする不可解専門探偵・片無氷雨(西畑大吾)――。“相棒かつライバル”のダブル探偵が共同経営する探偵事務所「ノッキンオン・ロックドドア」に、有名画家・四ノ宮英夫(信太昌之)の妻である四ノ宮由希子(高畑淳子)が切迫した様子でやって来た。
 四ノ宮家は世間でも名の通った、優雅な芸術一家だ。結婚を機に英夫のサポートに専念している由希子も、もともとは才能あふれる画家。一人息子の四ノ宮竜也(望月歩)も美大に進み、画家を目指している。ところがこの日の朝、彼らの自宅で“とんでもない事件”が起こってしまった。なんと…由希子と竜也、そして画商・寺本健二(山崎樹範)が、中から鍵がかけられ密室状態となっていたアトリエで、背中を刺され絶命している英夫を発見! しかも奇妙なことに、壁に飾られていたはずの英夫の代表作はすべて床に放たれ、そのうちの1枚が真っ赤に塗りつぶされていたのだ!!
 由希子から犯人の特定を依頼された倒理と氷雨は、すぐさま四ノ宮家へ。大学時代のゼミ仲間でもある警視庁捜査一課の刑事・穿地決(石橋静河)にこっそり頼み、事件現場となったアトリエを見せてもらう。扉の前に立った瞬間、微かな違和感を覚える倒理。一方、氷雨も動機がまったく見当たらない密室状況がどうにも引っかかるが、真相はなかなか見えてこず…。容疑者はアリバイがない上に、動機がある第一発見者3人全員!?
「俺たちに解けない謎はない」――どこまでも違和感と謎が深まる前代未聞の難事件に、倒理&氷雨が立ち向かう!

『ノッキンオン・ロックドドア』公式サイト

ネタバレ感想|松村北斗演じる御殿場倒理と西畑大吾演じる片無氷雨の独特なキャラクター!

ノックをするようにリズミカルに進んでいくこのドラマ!

第1話は「画家密室殺人事件」です!

第1話の事件の犯人は…

犯人は被害者の息子。

事件概要

被害者は画家の四ノ宮英夫、探偵への依頼はその妻の由希子、犯人は息子の竜也です。

英夫と打ち合わせをする約束をしていた画商の寺本は、まだ二階の自室にいるという英夫を迎えに行きます。

竜也は「画材を借りたいから」と寺本と一緒についていきました。

しかし寺本がドアをノックしても返事はなく、ドアノブを引いても開きません。

まさか中で倒れているのでは…と慌てる寺本に竜也は「母さんに言って定規か何かをもってきて」と外から鍵を開ける提案をしました。

竜也は戻ってきた寺本から受け取った定規をドアの隙間に差し込み、鍵を開けて室内に入ると、中では英夫が背中をナイフで刺されて倒れていたのでした。

由希子に「犯人」と「動機」を解明して欲しいと依頼をされ、倒理と氷雨は事件現場の四ノ宮邸へ向かい、大学時代の同期の刑事・穿地に現場を見せてもらうことになりました。

容疑者として挙がったのは由希子と竜也と寺本の3人で、どの人物もアリバイはなく、しかし英夫が死ねば得をする人間ばかりでした。

 

英夫の部屋の中央には、英夫の代表作の絵、それらの上に赤く塗りつぶされた40号のキャンパスが置いてありました。

1回目の調査では穿地に10分だけと言われたにも関わらず、何時間も調査をし、しまいには「帰れ」と怒られてしまいます。

かくかくしかじかで2回目の調査で事件解決できなければクビ、別の探偵に依頼すると言われてしまっていた2人。

2回目の調査では答え合わせの確かめをするように、ポイントを見極めて調査、しっかりと犯人を捉えました。

トリック解明

密室のトリックは「カーペットの下にキャンバスを重ねてドアを開かないようにする」でした。

実は鍵はかかっていなかったのです。

部屋の中央に散らばっていたキャンバスサイズは40号(=)、つまり階段から部屋の前まで敷いてある赤いカーペットと同じ幅。

そして赤色のキャンバスはカーペットと同じ色でした。

ドアが開かないようにするためにキャンバスを重ねると高さは3cm、その上にカーペットをかぶせると当然カーペットは長さが少し足りなくなります。

それをごまかすために、赤く塗りつぶしたキャンパスが必要だったのです。

英夫が3日前に自分で白く塗り直したドアは、寺本が強く叩いたことで粉が落ちましたが、カーペットの上には白い粉ひとつ落ちていません。

なぜならそれは全てキャンバスの上に落ちていたため、カーペットはきれいなままだったのです。

動機

竜也は高校時代にバスケをしていました。

プロから声がかかったこともあったという竜也でしたが、父母の強い希望で美術大に通うことになり、バスケの道は諦めることに。

今現在は手を怪我しては困るからバスケはしていないと言っていた竜也でしたが、実はこっそりバスケを続けていたのです。

正直竜也に絵を描く才能はなく、英夫には描いた絵を描き替えられたり、ダメ出しをされ続けて心が限界でした。

氷雨は「密室にしたことに動機があるわけではない」と言います。

本当にしたかったことが竜也にはあり、密室はその目的の副産物だったのではないか。

結果、竜也の本当の目的は以下です。

  • 英夫の作品を父親の作品を汚すこと
  • 英夫の理解者であった寺本に英夫の代表作を踏ませること

事件のポイント

事件解決後、事務所で由希子と2人の探偵は話をしていました。

竜也の変化について、少し想像すれば分かったはずなのに、なぜ気付かなかったのか。

そう問いかける氷雨に、由希子は鼻でフフと笑います。

3か月前、英夫がエスカレーターから何者かに突き落とされるという事件がありました。

そのときには監視カメラの映像を見ても特定ができなかったと言いますが、英夫が落ちるのを下で見ていた由希子は、英夫を突き落とした犯人が竜也であることを分かっていました。

すでに竜也の心は壊れていることに気付いていたはずです。

つまり、由希子は自らの望みのため、竜也が英夫を殺そうとするのを止めなかったのです。

竜也が犯人だと分かってからも、その謎を解くことにこだわった由希子。

そうしなければ、自分の”物語”を始められないからです。

誰かのミューズになんてなりたくなかった、自分の人生が脇役なんてまっぴら、と由希子は、力強く言い、ドアノブに手をかけました。

咄嗟に倒理は「ティアスティックはやめた方がいい」と忠告します。

自分たちの前で2度泣いて見せた由希子は、ハンカチの中に瞳を刺激して涙を流すことができるティアスティックを仕込んでいたのです。

メンソールの香りでそれを見抜いた倒理。

由希子は「マスコミの前に出るとき参考にさせてもらうわ」と笑顔で部屋を出ていきました。

倒理と氷雨

事件解決後、2人は銭湯で湯舟に浸かりながら話をしていました。

普段からハイネックを着ている倒理ですが、風呂でも首にタオルを巻いています。

「心の謎なんて、俺は解かないと決めている」そう言う倒理に、氷雨は「それは6年前の事件のこと言ってる?」と問います。

タオルの下、つまり倒理の首には、斜めに傷跡があります。

「それ(タオル)はずせば?」「僕ら以外誰もいないよ」という氷雨に、倒理は「やめておく」と言いますが、氷雨はそのタオルに触れるのでした。

風呂を上がると、穿地から「また美影が人を殺した」とメールが入りました。

意味深な”6年前の事件”と”美影”という人物。

これは穿地との会話でも触れていましたが、どうやら大学の同期である3人の中では”タブー”のような扱いをされているようです。

犯罪を作る美影

落語を見ているひとりの青年がいます。

恐らく彼が美影でしょう。

不在着信に折り返し「頼んだものを残してくれましたか?」「これで彼らが謎を解く側に回るでしょう」と電話で話をしています。

通話相手に倒理たちとの関係を聞かれたらしく、美影は学生時代、同じゼミに在籍していたと説明しました。

ひとりは犯罪者を捕らえる仕事(穿地)、ふたりは犯罪を暴く仕事(倒理、氷雨)、最後のひとりは犯罪を作る仕事に就いた(自分/美影)。

彼らが在籍していたゼミは犯罪社会学ですが、一体彼らの間に何があったのでしょうか。

感想

本当にリズミカルに進んでいくバディもの、ミステリー作品、この作風は…と思ったら堤幸彦監督!

名作「SPEC」や「TRICK」の監督ですね!

道理で…このテンポで進んでいく独特の世界観、独特のキャラクター、納得です。

倒理役の松村くんの強く堂々とした演技、かなりアクの強いキャラクターですが、違和感はありませんでした!

違和感で言えば氷雨役の西畑くんの方ですね、例えるならば少女漫画の優しいイケメンといった感じ。

倒理に比べればまともなキャラクターだと思いますが、冷静沈着かと言われればそうでもなく、優男から思いきや突くところは突くという、これ!と言えない読めない人物です。

来週の放送が楽しみです!

原作小説はコチラ

【ノッキンオン・ロックドドア】第2話のネタバレ感想・あらすじ

あらすじ:第2話~事件編~

 3年前に不正献金疑惑で世を騒がせた元衆議院議員・南雲弘伸(大河内浩)が、自ら開催したパーティーで、スピーチの最中に突然苦しみ出し、搬送先で死亡した! スピーチ直前に南雲が口にしたシャンパンからは毒物が検出。しかも、会場の入口には毒物が入った小瓶と共に、古典落語『死神』の一節が記された紙が残されていた…。この“あえて残された痕跡”を見た警視庁捜査一課の刑事・穿地決(石橋静河)の顔色は一変! すぐさま不可能(HOW)専門探偵・御殿場倒理(松村北斗)と、不可解(WHY)専門探偵・片無氷雨(西畑大吾)に連絡を入れる。
 「美影がまた人を殺した」――美影とは、3人の元ゼミ仲間・糸切美影(早乙女太一)。現在は犯罪コンサルタントとして、殺人を目論む依頼人にトリックを指南しており、その才能は桁違い。今回もまさに完全犯罪ともいうべき、“衆人環視の毒殺”を仕組んだのである!
 というのも、毒入りのシャンパングラスはほかでもない南雲自身が、給仕係のトレーからランダムに取ったもの。しかも、会場内の飲食物からは一切、毒物が検出されなかった。では一体、誰がいつ、どうやってグラスに毒物を混入し、南雲の手にだけ渡るように仕向けたのか…? 美影にしか作れない最高難度の謎に、奮い立つ倒理と氷雨。そんな中、大胆な仮説を立てた倒理は、南雲と二人三脚で政界をのし上がってきた秘書・浦和敬人(丸山智己)に着目! 氷雨と共に、浦和のもとを訪ねるのだが…。
 やがて事件の推理をめぐり、倒理と氷雨が決裂!? さらに、単独で動き出した倒理が、絶体絶命の危機にさらされてしまい…!

『ノッキンオン・ロックドドア』公式サイト

ネタバレ感想|無個性?まさかの白ブリーフ派の片無氷雨(西村大吾)

第2話の事件の犯人は…

今回は事件編なのでまだ犯人が分かりません。

事件概要

事件会場に、小瓶とともに手紙が添えてあるのが見つかりました。

その手紙には落語の演目「死神」の一節が書いてあります。

糸切美影は自分がコンサルした事件にはこのように目印を置いているのです。

糸切美影が作った事件であることから、倒理、氷雨、穿地の3人の間に何とも言えない空気感が漂います。

衆議院議員の南雲弘伸が主催パーティーのスピーチ中に死亡しました。

シャンパンに毒が入っていたのです(ロミオトキシン/フグ毒に似た無味無臭の神経毒)※架空の薬です

飲んでから20~30分で麻痺が起き始めるのだと言います。

毒が入っていたのは南雲のシャンパンだけで、他の食べ物には入っていませんでした。

事件の捜査

ウェイターの持っていたトレーからランダムに取ったシャンパンにどのように毒を盛ったのかという視点からホテル従業員を調査。

従業員曰く、パーティーのリハーサルは当日の午後、南雲本人は不在の中でスタッフのみで行われていたとのことです。

そこにはジョークの内容や身振り手振りまで指示された原稿も用意してあったとも話しました。

次の日、倒理と氷雨は、政治家に不可欠とされる後ろ盾やコネなどがない南雲を支え続けた秘書・浦和敬一に話を聞きに事務所へ向かいます。

浦和を待っていた倒理はデスクにあった巾着を手に取っていました。

その中には薬があり、浦和曰く持病の薬で、車にのせていたものだということでした。

聞きたいのは3つだけ、と倒理は浦和に質問を投げます。

  • スピーチ原稿が誰が用意しているのか
  • リハーサル会場にいたのは誰か
  • 南雲が倒れたあと一緒にいたのは誰か

パーティーの原稿を用意したのは浦和で、リハーサルにいたのは秘書の浦和、事務員の吉澤、運転手の堀田。

浦和は南雲が倒れたあとはずっと付き添い、病院にも同行したと言います。

それだけ聞いて、2人は事務所をあとにしました。

倒理は犯人は浦和で、嘘を言って自分で毒を飲むように仕向け、同行した病院でそれらの証拠を取り去ったのではないかと推理します。

しかし氷雨は「美影のトリックとしては簡単すぎる」と否定しました。

すると倒理は「証拠があればいいんだろ」「10万で証拠掴んでやるよ」とその場を去ってしまいます。

その夜、氷雨はその「10万で証拠を掴む」という言葉の意味を考えていました。

そして思い至ったのが「建造物侵入罪」で、罰金は10万円以下。

倒理が窓に手をつくフリをして鍵を開けていたことに気付いた氷雨は急いで事務所へ向かい、開いている窓から中へ侵入しますが、そこには頭から血を流した倒理と、驚いている浦和の2人がいました。

氷雨は6年前の事件を思い出し、過呼吸を起こして蹲ってしまいます。

美影と穿地

薬子が穿地ら3人の大学時代の話を聞きたがり、氷雨は「こみ入っていてね」とかわそうとしますが、穿地が「単純だ」と言います。

6年前にある事件が起き、その後失踪、犯罪者になったというのです。

もし今美影に会ったら、と聞く氷雨に穿地は「殺すよ。私が美影を」と言い放ちました。

大学時代、美影は「ドキドキしたことがない」と穿地に話していました。

赤信号を渡ったり、万引きをすることでドキドキするのは、その行動が潜在的に悪いことだと分かっているから…しかし美影自身にはそれがない。

「初めてだよ、人に話したの」と言う美影に、穿地の心の中に何かが生まれたようでした。

美影と氷雨

落語の寄席で、氷雨は美影の隣に座っていました。

1年前、偶然寄席で美影と再会した氷雨、会おうと思えば会えることを氷雨は倒理にも穿地にも話していませんでした。

事件がおもしろいかどうかなんて関係ない、という氷雨は

美影は6年前に起こった事件の密室の虜なのだと言います。

「穿地は君(美影)を殺したがっている」と伝えた氷雨でしたが、美影に「君は相変わらず倒理に殺されたがっているね」と言われます。

図星だったのか、あとから思い出して再び溜息をつくほどには、その言葉は氷雨に強く残ったようでした。

感想

今回はまさかの氷雨が白ブリーフ派だということが判明してしまいました!

中古車屋の店主と仲介屋との会話で出てきた会話の一部なのですが、その後の倒理との会話や喧嘩から、どうも氷雨には個性がない、とのことでした。

髪をぐしゃぐしゃにしあったり、喧嘩するほど仲が良いというか、おちゃめな部分も見られてかなりコミカルです!

喧嘩といっても乱暴なものではないのですが、大の大人がそれでいいんかい、と思うなど…(笑)

それにしてもいいぼさぼさ具合でした!

こうなると余計に西村くんのお顔の幼さが強調されてしまいますね…だんだん「かっこいい」から「かわいい」に変化してきました。

次回は事件解決編です!

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【ノッキンオン・ロックドドア】第3話のネタバレ感想・あらすじ

あらすじ:第3話

 元衆議院議員・南雲弘伸(大河内浩)がパーティーでスピーチの最中に殺された“衆人環視の毒殺事件”を追う不可能(HOW)専門探偵・御殿場倒理(松村北斗)と、不可解(WHY)専門探偵・片無氷雨(西畑大吾)。元ゼミ仲間で天才犯罪コンサルタントの糸切美影(早乙女太一)が犯人に提供した超高難度トリックに頭を悩ませる中、倒理は斬新な仮説を立てる。南雲は秘書・浦和敬人(丸山智己)の巧みな誘導を受け、スピーチ直前に飲んだシャンパンに自ら毒を入れたのではないか…? その証拠を手に入れるため、倒理は夜の闇に紛れて南雲の事務所に侵入。ところが、運悪く鉢合わせしてしまった浦和と揉み合いになり、頭部を負傷して気絶してしまった! 倒理の言動が気にかかり、南雲事務所に駆け付けた氷雨は血を流して倒れる倒理を見つけて…!

 後日、同じくゼミ仲間で、警視庁捜査一課の刑事・穿地決(石橋静河)から、倒理の仮説が盛大な空振りだったことが知らされる。しかし、倒理は転んでもただでは起き上がらない。実は侵入時に抜かりなく、真相解明の手がかりになると思われる品を入手していたのだ! それは運転手・堀田浩一郎(長田成哉)が運転する移動車の中に、南雲が常備していた「持病の薬」。さらに…秘書の浦和が気にかけていたデスクの引き出しには「3年前に起こった“ある痛ましい事故”の資料」を見つけたという。 何を隠そう、事故の裏には南雲はもとより、時を同じくして彼への不正献金疑惑が持ち上がっていた大手建設会社の影もちらついていて…!?

 これらの手がかりをもとに、美影が仕組んだトリック、そして犯人の正体と動機をつまびらかにすべく、恩師・天川考四郎(渡部篤郎)から叩き込まれた「観察」と「推論」を重ねる倒理と氷雨。それぞれの得意分野から“真相へとつながる扉”を模索する2人は、果たして美影が仕掛けた謎を解けるのか…!?

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ネタバレ感想|

第3話の事件の犯人は…

犯人は運転手の堀田浩一郎。

事件概要と前回のあらすじ

毒殺された元衆議院議員・南雲弘伸。

毒は南雲の飲んでいたシャンパンの中からのみ検出されました。

会場には落語「死神」の一節が書かれた手紙が置いてありました。

それはゼミ仲間だった犯罪コンサルタントの美影の仕事であることを示しています。

倒理の考えたトリックは「秘書が嘘の指示を出して毒を飲ませた」というもの。

しかし氷雨だけは「美影のトリックにしては簡単過ぎる」と否定していました。

「証拠があれば文句ないんだな」と言う倒理は「10万で(証拠を)掴んでやる」と南雲の事務所に不法侵入をします。

まさかと思い南雲の事務所へ向かった氷雨が見たのは、怪我をして倒れている倒理でした。

それを見た氷雨は過去のトラウマを思い出し、過呼吸ののち気を失いました。

トリック解明

車内に薬が置いてあったにも関わらず、薬を飲むために必要な水がなかったことに気付いた倒理。

倒理は、本来置いてあるはずの水があらかじめ抜き取られていたと推理しました。

その水のペットボトルに毒を入れ、挨拶回りの前に飲むよう仕向ければ毒を飲んだ時間と死亡した時刻の計算が合います。

シャンパンやシャンパングラスから検出された毒は、実は「床」に塗ってありました。

南雲が落としたシャンパングラスは割れ、床に塗ってあった毒とシャンパンが混ざります。

そして、あたかもシャンパンに毒が塗ってあったかのように思わせたのでした。

毒が塗ってある場所ぴったりに南雲がシャンパンを落とすことは不可能ではありませんでした。

南雲のスピーチ原稿に、南雲が行うべき動作も全て記載されていたからです。

  • スピーチ原稿を詳しく知ることができた人物
  • リハーサルに顔を出していた人物
  • 普通の場所で毒殺すると嫌疑がかかるほど近くにいた人物
  • パーティー前に南雲と接触する人物
  • 車内の服薬セットに細工が可能だった人物

全て当てはまるのが運転手の堀田でした。

動機

氷雨の調査により、南雲の大手建設会社から受けたとさされる不正献金疑惑は暁総合病院の公共事業絡みだと判明しました。

その工事ではクレーン事故が起こっていました。

事故の原因は納期を遅らせないための違法労働であり、作業員と一般人の5名が死亡。

規定以上の風速があったにも関わらず作業をした下請け会社の責任とされましたが、指示を出したのは南雲であると噂がありました。

堀田はクレーン事故で亡くなった作業員と同じ職場で働いていましたが、その事故の日、強風を恐れてクレーンの運転を拒否したのです。

そのため、もしかしたらクレーンを運転して事故を起こしたのは自分だったかもしれないと考えて、罪悪感をもっていました。

事件のポイント

秘書の浦和は堀田が犯人であることを疑い、堀田をかばいました。

堀田は1年前に南雲の運転手として採用されました。

浦和は面接に来た堀田が、あのクレーン事故の下請け会社に所属していた人物であることに気付きます。

そして、南雲が本当に違法労働の指示を出していないのかと聞く堀田に「先生は指示を出していない」と答えていました。

その言葉を素直に受け取ったらしい堀田を、浦和は納得したのだと判断し、運転手に採用したのでした。

実際、南雲自身の指示ではありませんでした。

南雲と二人三脚で政治活動を行っていた浦和が納期を遅らせないよう指示を出すべきと進言していたのです。

浦和はずっと事故の原因が自分にあり、それに対して罪悪感を抱えていました。

感想

政治家絡みの事件は闇が深いというか、胸糞悪いというか、人間の汚い部分がぎっしりつまっていますね!

今回の事件は「罪悪感」が悲劇を起こしてしまいました。

後悔や贖罪の気持ちから、なんとかして償おうとする堀田や浦和の行動が悪い方向に進んだという感じです。

そして美影と氷雨…。

氷雨の「そろそろ今の仕事を辞めたら」の言葉に「気に入ってるから」とやんわり断る美影。

「理解し難い」と言う氷雨に、美影は「僕からしたらキミと倒理の方が理解し難いよ」と答え、立ち去ります。

まだまだ美影による事件が起こるのでしょう…。

次回は女子高生の失踪事件とのことで、美影の事件ではなさそうです。

人探しだなんて、これもまた探偵の仕事っぽいですね!

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【ノッキンオン・ロックドドア】第4話のネタバレ感想・あらすじ

あらすじ:第4話

 不可能(HOW)専門探偵・御殿場倒理(松村北斗)&不可解(WHY)専門探偵・片無氷雨(西畑大吾)のもとに、女子高生・高橋優花(藤野涼子)から人探しの依頼が舞い込んだ。別の高校に通う友人・潮路岬が急に行方をくらまし、丸2日間連絡が取れないのだという。実は2日前の夜、岬から線路越しに声をかけられたという優花。しかし奇妙なことに、「そっちに行く」と合図を送って地下通路に入った岬が5分ほど経っても出てこないため、様子を見に行くと、こつ然と姿を消していたというのだ!
 岬は自ら姿を消したのか、それとも何らかの事件に巻き込まれてしまったのか――。倒理と氷雨はさっそく岬が籍を置く高校を訪れ、最近の様子などを聞いて回ることに。ところが、岬から「しばらく帰らない」とメッセージをもらった寮のルームメイト・本庄真琴(あかせあかり)をはじめ、生徒や教師は「普通の子」と口を揃え、あまり関心がない様子。決定的な手がかりとなる情報は一向に得られず…。そんな中、2人は岬が失踪直前に訪れたスイミングクラブを訪問。裏庭で不審な男が岬を見ていたという目撃談を入手するのだが…。
 その矢先、探偵事務所の家政婦アルバイト・薬師寺薬子(畑芽育)や優花と共に、岬が消えた地下通路とその付近を洗い直した倒理&氷雨は、別の事件を追っていた警視庁捜査一課の刑事・穿地決(石橋静河)と遭遇。捜査はあらぬ方向へと大きく動き出すことに! 「今この瞬間にも謎を解かないと…人が死ぬ」――探偵を始めて6年、2人は“かつてない緊急事態”に直面し…!?

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ネタバレ感想|女子高生にモテる倒理、ナメられる氷雨…

第4話の事件の犯人は…

今回は事件編なのでまだ犯人が分かりません。

事件概要

池袋にあるお嬢様学校に通うという女子高生の高橋優花は、他校へ通う友人の潮路岬が失踪したとしてノッキンオンロックドドアへと人探しの依頼をしにやってきました。

岬とは中学の頃通っていた塾で仲良くなり、それから連絡を取り合うようになったと言うのです。

月曜の夜から岬と連絡が取れなくなり、行方不明になって2日経っています。

倒理は「たったの2日なのだから様子を見るべき」と言いますが、岬が失踪した月曜の19時頃、地下道の脇を歩いていた優花は線路を挟んだ向こう側にいた岬を見ていました。

岬が「今からそっちへ行く」といったジェスチャーをしたため、優花は岬が地下道を通ってこちら側へ来るのを待っていましたが、岬は一向に出てきません。

不思議に思った優花は地下道を覗きましたが、そこには誰もいませんでした。

事件の捜査~学校~

優花曰く、岬は制服姿でリュックを背負い、スポーツバッグを持っていました。

月曜はスイミングクラブに通っているという岬は、優花と会った時間、恐らくその帰りではないかとのことでした。

倒理は岬の通う高校へと聞き込みに行きますが、その容姿から女子高生たちに大人気。

上手く話を聞き出すことができません。

たまたま会うことができた岬とよくつるんでいるというグループの女子高生に「何かトラブルはなかったか」と聞きます。

「昨日(火曜)から来ていない」「コンタクトをワンデーに変えたら目が痛いって言ってた」「推しのアイドルがテレビに出ないって」

あまりに的外れな情報しか得られないので、倒理は自分は芸能プロダクションの人間で、岬をスカウトしにきたなどと言います。

「潮路さんってそんなタイプだっけ」と盛りまくったセルフィ―を見せるなどしてまたまた大はしゃぎ。

無限に脱線する話に、倒理は「普段の彼女はどんな感じだった?」を聞くと、口を揃えて「普通」「クラスで絡んでるだけ」と言います。

偶然やってきた担任に聞くと「いじめも問題もない」「どこにでもいる普通の子」とのことでした。

一方、氷雨は寮のルームメイトだという岬の後輩に話を聞きに行っていました。

後輩は「普通ですよ、潮路先輩」「1コ上だしあんまり話さない」と言います。

そして「これ来たから、風邪だって周りに言いました」と見せられたメッセージアプリには、岬から『しばらく帰らないから、周りにテキトーに理由言っといて』というメッセージが入っていました。

後輩曰く、風邪だと言っても心配して見に来る人もおらず、岬がいないことを知っているのは自分だけだということでした。

事件の捜査~スイミングクラブ~

最後に、岬が通っていたスイミングクラブへやってきた2人。

話を聞くと、そこでもやはり「潮路さんは普通」としか言いません。

月曜から行方が分からないこと、何か変わったことはなかったかと聞くと、ひとりの女性が氷雨に岬の忘れ物としてピンク色のゴーグルを手渡します。

2人が帰ろうとすると、スタッフが2人を呼び止め、練習終わりに裏庭にいたとき帰ろうとする岬を見ている不審な男を見たというのです。

穿地の名刺を見せて防犯カメラの映像を確認すると、

  • 歩いている岬の後ろにいた複数人の男たち
  • 立ち止まって男たちの話に聞き耳を立てているらしい岬
  • 男たちが近づいてきたため、急いでヘッドホンをつけて話を聞いていないふりをする岬

が映っていました。

事件の捜査~優花から見た岬~

周囲から「普通」だと言われていたという話を聞いて、優花は「何も分かってない」と言います。

岬は繊細な子で、普段は明るく振舞っているけれど、ちょっとしたことで悩んだり傷ついたりする。

普通に見えたのは恐らく「無理をしていたから」とのことです。

事件の捜査~現場~

一見普通の地下道でも、明るい昼間と暗い夜とでは全く違う空間のようにその姿を変えます。

このような場所は犯罪を起こしやすい条件がそろっており「犯罪のホットスポット(犯罪多発地点)」となり得る場所です。

犯罪多発地点とは

  • 領域性(駅から離れている)
  • 監視性(人気がなく、外からの見通しが悪い)
  • 抵抗性(電車で音がかき消される、街頭の数が少ない)

実際児童の連れ去り事件が発生したとして、その捜査で穿地ら警察も地下道を捜査していました。

倒理、氷雨、薬子、優花の4人は現場で事件発生時刻と同じ時間帯の様子を見ようと、倒理特製のホットサンドを食べてその時間を待っていました。

  • 線路の向こう側から「優花!」と呼ばれた
  • 「そっちに行く」というジェスチャーをする

5分待っている間にスマホを見ていたのではないかという倒理に「そうだとしても出てきていたらさすがに気づく」と言う優花。

一本道である地下道から人が出てきていないとなると、引き返したか、何かしらの犯罪に巻き込まれている可能性が高いということになります。

優花らと解散した後、道路にある監視カメラを見つけた2人はその監視カメラの映像を見せてもらおうと再び穿地の名刺を見せます。

が、別の事件で聞き込みにきていた穿地に運悪く発見されてしまいました。

事件の捜査~穿地の情報~

2人は岬の事件について穿地に洗いざらい話すと、穿地もまた現在捜査中の「児童連れ去り事件」の話を聞くことができました。

10歳男児が連れ去られ、その後解放されたが、男児の父親が勤める会社の機密情報が漏れたといいます。

開発中の新商品の情報で、転売すれば高額で売れるもので、これを目的に男児の父親が脅された可能性が高いとのことでした。

更に穿地は捜査情報として違法ナンバーの車両を発見したことを伝えます。

その車両が確認された場所から、もう1人ターゲットがいたのではないかと推測した穿地は、岬の事件も何らかの関係があるかもしれないとして、2人に情報を教えたのでした。

2人目を拉致したと思われるのが2日前であり、ちょうど岬が失踪した日と同じでした。

そして最後に、違法車両に必ず乗っていた、おそらく指示役とされる男の写真を見せられた2人はあることに気付きます。

なんと、その男は月曜の夜、スイミングクラブ帰りの岬の後ろを歩いていたあの男たちのうちのひとりとそっくりだったのです。

感想

女子高生に聞き込みに行く2人の扱いがまるで違ってなかなかおもしろかったですね!

イケメンが来た~と倒理に群がる女子高生たち。

「漢字読める?」となんだか年下扱い?されている氷雨…。

のほほんとした聞き込みでしたが、夜になり…ここへ来て急展開、失踪どころか拉致の可能性?!

穿地曰く、拉致事件は発生から48時間経つと、生存率は50パーセントになるらしい…。

こういった事件は初めてだとして、俄然燃える倒理!

そして捜査が一気に雰囲気を変えます…女子高生、無事に見つかって~!

次回は事件解決編です!

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【ノッキンオン・ロックドドア】第5話のネタバレ感想・あらすじ

あらすじ:第5話

女子高生・潮路岬がこつ然と姿を消した線路下の地下通路は、人気が少なく見通しが悪い上に、防犯カメラもない“ホットスポット=犯罪多発地点”だった! 実は最近、都内では連続拉致誘拐事件が発生しており、この場所でも岬がいなくなる前に児童が連れ去られていたのだ。しかも、拉致に使われた違法車両に乗っていた男と、スイミングクラブで岬を見ていた不審人物が似ていることも判明。岬の友人・高橋優花(藤野涼子)から捜索依頼を受け、行方を追っていた不可能(HOW)専門探偵・御殿場倒理(松村北斗)&不可解(WHY)専門探偵・片無氷雨(西畑大吾)は、両事件の関連性を疑うのだが…。
 岬が失踪してから、すでに丸2日以上が経過。もし、2人の読みが正しければ、彼女の生存率は刻一刻と低下していく。「今この瞬間にも謎を解かないと…人が死ぬ」――倒理は一刻も早く事件を解決するため、誘拐拉致事件を捜査する警視庁捜査一課の刑事・穿地決(石橋静河)と共に、大学時代の恩師・天川考四郎(渡部篤郎)のもとへ。犯罪社会学に精通した天川の“意表を突く助言”を受け、拉致されていた女子高生の救出に成功する! そこにいたのは…!?

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ネタバレ感想|すっかり騙されていた倒理と氷雨

第5話の事件の犯人は…

犯人は「高橋優花」改め失踪したと言われていた「潮路岬」本人。

事件概要

中学時代から仲の良い他校の友人・潮路岬が月曜の夜から突然連絡が取れなくなった、とノッキンオンロックドドアに人探しの依頼をした女子高生の高橋優花。

岬が失踪したとされる現場にて検証、聞き込み、監視カメラの映像、穿地が捜査している拉致誘拐事件の情報を重ねると事件の可能性が浮上しました。

トリック解明

天川の協力を仰ぎ捜査した結果、拉致誘拐の犯人ら、被害者を特定することに成功した穿地。

しかし、拉致されていたのは岬ではない全く別の少女でした。

実際に拉致事件が起こったのは別の路地でしたが、その現場もまたホットスポットでした。

つまり、岬は”拉致誘拐の犯人らの話を聞いて、防犯カメラのない場所で消えることを思いついた”可能性が出てきます。

親からの定期的なメッセージに返事をしていた岬の端末の履歴を辿ってみたところ、都内のホテルを転々としていることも分かりました。

穿地からドライブレコーダーのデータをもらい、見ると、岬は実際に地下通路へ入っています。

岬のルームメイトの話では、岬は普段コンタクトをしているが、眼鏡も持っていること、その眼鏡が月曜の夕方には部屋に置いてあったのに、夕食から帰った時にはなくなっていたことを聞きます。

時系列は、

  • 18:30男たちの話を聞く
  • 19:00優花と会ったあと姿を消す
  • 19:30寮に荷物を取りに行っている

倒理はスイミングクラブで岬の忘れ物として渡されたゴーグルに度が入っていることに気付きました。

スイミングクラブで度入りのゴーグルをつける際にはワンデーのコンタクトを外す岬は月曜の夜は眼鏡をかけていたはずです。

しかしその日は眼鏡を寮に忘れてきていた岬には、夜、線路の向こう側に優花の姿を見つけることは不可能なのです。

倒理は氷雨に暗闇の中、眼鏡をはずした状態で線路の向こうに手を振っている人物が見えるか、と聞きます。

氷雨は手を振っている人は見えるが、それが誰だかは分からない、と答えます。

つまり、岬が線路の向こうにいる優花を見つけられるわけがないのです。

優花の話は全て嘘だということが分かります。

制服はきっちり着ているのに、ベストだけはボタンをとめていないこと、また荷物をひとつも持っていないことに倒理は違和感を覚えていました。

倒理は、制服はフリマアプリで購入したが、ベストだけサイズがなかったのだろうと推測しました。

そして優花の通っている学校への問い合わせ、高橋優花という名前の生徒はいないという裏付けもとりました。

動機

探偵に頼んで自分を探させることは前々から考えていたことなのだろうと氷雨は言います。

しかし、ただいなくなっただけでは様子を見ようと言われるだけ、やりすぎると警察が動いてしまう、そのため行動にうつせずにいたのです。

それがあの日、後ろで拉致誘拐の犯人らの話を聞き、防犯カメラのない場所で失踪することを思いついたのでした。

目的は、探偵による聞き込みで”正直な周りの自分への評価”を知ることでした。

良い評価も悪い評価も聞けると期待していましたが、結局聞けたのは岬は誰の印象にも残らない”普通”の人間だということだけ。

これからもそのように生きていくのだと落胆する岬に、倒理は、岬を探す過程でひとりの少女を拉致誘拐から助け出すことができたことを岬に伝えます。

人には人の役割がある、岬の行動も無駄ではなかったと言うのです。

普通だと言われていた岬ですが、薬子や氷雨、倒理からは「大胆でおもしろい」「頭がきれる変装の達人」「迷惑で変な奴」「一生忘れないだろう」と評価をもらいます。

岬も「私も2人の探偵のことを忘れない。迷惑をかけたけど、依頼してよかった」と言います。

感想

自分がどう思われているのか気になる…というのは年頃の女の子にはありがちな問題だと思いますが、これは確かにはた迷惑な依頼ですね!

しかも、普通と言われる割には、色んな人からたくさんの情報が出てきたのでは…?!

倒理たちからかなり色濃い評価をもらった岬、これから自信をもって生きていって欲しいと思います!

さて、最後の最後に氷雨の「もし倒理がいなくなったら僕が探す」その一方で「僕がいなくなっても探さないで」との言葉…。

何やら氷雨の方が色々と抱えていそうな予感!

今後2人はどうなっていくのか…楽しみです!

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【ノッキンオン・ロックドドア】第6話のネタバレ感想・あらすじ

あらすじ:第6話

 このところ、不可能(HOW)専門探偵・御殿場倒理(松村北斗)&不可解(WHY)専門探偵・片無氷雨(西畑大吾)に舞い込む依頼は不倫調査ばかり…。氷雨は目下、避暑地の別荘に行くという主婦の依頼で、若い愛人と密会中の夫を張り込む日々。たった1日で音を上げて探偵事務所へ戻ってきた倒理は、誰も解けない謎を欲するあまり、イライラが頂点に達していた。そんな倒理を見かねた家政婦アルバイトの女子高生・薬師寺薬子(畑芽育)が突然、謎めいた言葉を口にする。
 「10円玉が少なすぎる。あと5枚は必要だ」――薬子によると、登校中にすれ違った会社員風の男(泉拓磨)が、スマホで通話中の相手にそう言っていたのを聞き、朝からずっと引っかかっていたのだという。この話を聞いた倒理は即座に反応! ちょうど電話がつながっていた張り込み継続中の氷雨に「どういう意味か読み解いてやろうぜ」と持ちかけ、事務所にいた薬子や警視庁捜査一課の刑事・穿地決(石橋静河)、仲介屋の神保飄吉(角田晃広)も交えて謎解きを始めることに――。
 男はなぜ10円玉を必要としていたのか…? 男の些細な言い回しなどをヒントに、それぞれ推理を重ねていく面々。しかも、この何気なく始めた推理合戦はやがて、“とんでもない事態”に向かって加速していく!
 「この件、犯罪の可能性がある」――もしかして、これは…“口封じを目的とした殺人事件”!? 突如として、震えが止まらないほどの事件性と緊迫感を帯びていく、世にも不穏な10円玉ミステリー。そんな中、氷雨が不意に“新たな謎の言葉”を残して電話を切り…!?

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ネタバレ感想|倒理の推理の精度を上げていく氷雨!

第6話の事件の犯人は…

謎解きだけの息抜き回なので具体的な犯人は登場しません!

事件概要

不倫調査の仕事ばかりで事件の禁断症状が出始めた倒理。

何かおもしろい事件はないのかと騒ぐ倒理に、薬子が朝すれ違ったという時計柄の珍しいネクタイをしていたサラリーマン風の男の話をします。

謎の10円玉男

男は電話で「10円玉が少なすぎる」「あと5枚は必要だ」と言っていました。

大人の男が10円玉を欲しがる理由とは?

穿地にタダ飯を食わせながら推理する倒理、神保、薬子、電話の向こう側にいる氷雨。

10円玉でしかできないこと、必要数が決定していないことから、目的は公衆電話ではないかと推理しました。

  • 公衆電話なら足がつかない
  • 公衆電話を使用=警察を警戒している
  • 手当たり次第に短い内容で数件かける
  • 名前が分かっていれば電話帳で調べられる
  • 声を聴けば相手が分かる

以上のことから何やら犯罪の可能性を感じた穿地が話に入ってきます。

もしも何者かから逃げている相手であれば電話には出ない、つまり相手は探されていることに気付いていない。

今朝の時点で10円玉を探していたとするなら、昼間にはすでに電話をかけている可能性がある。

平日の日中自宅にいて、かつ電話に出る可能性のある人物と言えば、専業主婦。

何かしらの犯罪を目撃した主婦が口封じに殺されてしまうのではないかと推測するものの、そんなわけがないとして笑う倒理たちだが、電話の向こうで氷雨は「7年は長すぎる、手間だが1年でやれないことはない」と意味深な言葉を残して電話を切りました。

そのとき、事務所のドアが激しくノックされ、小坪が飛び込んできました。

そして「主婦が刺された」「一命はとりとめたが犯人の男は逃走した」と伝えます。

主婦曰く、昨日の日中電話をしながら歩いていると、男たちが喧嘩をしている現場に遭遇し、相手に睨まれたので逃げたと言います。

警察がその現場を調べると、付近の地面に血痕があり、近くの空き家からはその血痕と一致する男の遺体が発見されたのです。

つまり、殺人を目撃したと思われた主婦が口封じのために刺された可能性があるということです。

主婦の身元が特定された要因として、主婦が逃げる際に名字が記載してあるクリーニング店のカードを落としていたことがあげられました。

犯人はそこから最寄り駅を割り出したのか、事件の前には公衆電話から不審な電話がかかってきていたといいます。

倒理たちは、先ほどまでの推理と合致するその事件は時計柄のネクタイをしていた男が犯人であると特定し、捜査を始めます。

氷雨による不倫調査

氷雨は倒理と落ち合い、電話での「7年は長すぎる~…」という意味深な言葉の意味について話します。

不倫調査での会話の一部だと言うのです。

若い恋人に夢中の男は妻が邪魔…そう考えると、7年と1年という期間が気になってきます。

例えば、失踪して7年経てば死亡扱い、すると1年というのは山での遭難事故などによる”特別失踪”ならあり得ると言います。

妻の別荘は上高地にあり、氷雨と倒理はその別荘へ向かうことになります。

感想

ということで、今回は推理のみで犯人特定はなし!

おもしろいくらいにとんとんと推理が進みました!

倒理の仮説が氷雨による冷静な考察によって精度を上げていくのがたまりません!

そしてなんと…実際に推理通りの事件が起こっていたではありませんか!

答え合わせができて、これこそ謎解きといった感じで楽しいストーリーでした。

第6話は息抜き回…恐らく次回以降は美影との本格的な対決が始まるのではないでしょうか。

楽しみですね!

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【ノッキンオン・ロックドドア】第7話のネタバレ感想・あらすじ

あらすじ:第7話

不可能(HOW)専門探偵・御殿場倒理(松村北斗)&不可解(WHY)専門探偵・片無氷雨(西畑大吾)が探偵事務所の宣伝動画を撮影していると、警視庁捜査一課の刑事・穿地決(石橋静河)から連絡が入った。3人の元ゼミ仲間である犯罪コンサルタント・糸切美影(早乙女太一)が指南した、新たな殺人事件が発生したというのだ!
 それは前夜、一人で自宅の書斎にいた検察官・片桐道隆(朝井大智)がライフルで射殺され、世間を騒がせている『検事射殺事件』。ドンという物音に驚いた妻・佳代子(入山法子)が駆けつけると、片桐が仰向けに倒れて絶命していたという。しかも現場を見た倒理と氷雨は、天才・美影が仕掛けた“不可能トリック”に思わずうなる。なんと犯人は屋外から、遮光カーテンが閉まった書斎の中にいる“見えないターゲット”を狙撃していたのだ!
 重要参考人として浮上したのは、ライフル射撃大会の入賞経験を持つ上野美貴(市川由衣)。実は1週間前、美貴らが所属するNPO団体の懸命な支援でようやく認められた『料亭放火殺人事件』の再審請求の扉が、検察の不服申し立てによって閉ざされていたのだ。さらに、今回の『検事射殺事件』の背景には、彼女が大きく関わる“もうひとつの事件”も絡み合っているようで…!?
 だが、美貴の腕をもってしても、カーテン越しに見えないターゲットを狙撃するのは不可能。はたして美影は犯人にどんなトリックを指南したのか。そして、犯人は本当に美貴なのか? 闇に葬られた真実につながる“開かずの扉”の鍵を求め、一筋縄ではいかない謎に挑むW探偵と穿地は、やがて“前代未聞の窮地”に立たされることに! 一方、美影はゼミの恩師・天川考四郎(渡部篤郎)の前に突然姿を現し…!?

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ネタバレ感想|美影が作り出した謎を必ず解くと誓う3人

第7話の事件の犯人は…

今回は事件編なのでまだ犯人が分かりません。

事件概要

美影関係の事件捜査の依頼が穿地からやってきました。

被害者は検察官の片桐、この事件の背景にはかつて片桐が担当した高級料亭放火事件が絡んでいるとのことでした。

10年前、料亭の支配人が殺害され、見習いの堂島が逮捕されました。

堂島は無実を主張しましたが、無期懲役の判決が出ますが、NPO法人の働きかけにより新たなアリバイの証拠が出ました。

にも関わらず、再審は検察側の不服申し立てにより行われることはなく、その1週間後、片桐が何者かに殺害されたのです。

倒理らは片桐が殺された現場である自宅へ訪れ、妻の話を聞きます。

事件当夜

片桐は2階の自室で持ち帰った仕事をしており、1階には妻と片桐の父親がいました。

22時頃「ドン」という音が聞こえて妻が様子を見に行くと、片桐が射殺されていたということでした。

凶器は消音機付きのライフルで、心臓を的確に撃ち抜いていたと言います。

窓には弾が通り、カーテンにも銃弾の痕がついていることから、カーテンがしまっていたことが分かりました。

狙撃を警戒して遮光カーテンをつけ、窓の1メートル以内に近寄らなかった片桐を、犯人はどうやって撃ったのか。

一筋縄ではいかないであろう謎に倒理のテンションは上がります。

堂島の支援団体

穿地はNPO団体「明るい未来」代表の上野に話を聞いていました。

団体の代表は上野ですが、もともと設立したのは宍戸と言う男であり、宍戸は事故で亡くなっていました。

困っている人を助けたいという宍戸の遺志を、上野は引き継いだのです。

穿地は、ライフル射撃の競技で大会に入賞するほどの腕前の上野が、昨年引退したことに言及しました。

そして単刀直入に、犯罪コンサルタントの美影に事件の指南を受けたのだろうと聞きます。

上野は動揺しつつも「知りません、そんな人」と言いました。

宍戸の事故

表向きは不慮の事故ということになっていますが、実は宍戸は歩道橋から突き落とされたのです。

そこには上野も一緒にいて、巻き込まれて重傷を負っていました。

意識を失う前、上野は「俺が犯人だ」と宍戸に悪態をつく男の姿を見ていました。

その男は料亭に出入りしていた業者の佐伯で、宍戸は再審請求のために事件について調査をしており、真犯人が佐伯である可能性が高いというところまで突き止めていたのです。

佐伯には過失致死で執行猶予判決が下りましたが、料亭放火殺人事件関連に触れられることはありませんでした。

その全貌を片桐は知っていましたが、保身のために公表しなかったといいます。

片桐は上野がライフルを扱うことを知っていたので、狙撃を警戒していたのでした。

一方氷雨は、事件の1週間前、上野と片桐の妻が会っている様子が防犯カメラに映っているのを発見しました。

天川の元を訪れる美影

美影は、今回の謎が解けたら、みんなに会おうと考えていると言います。

それは6年前の事件を解くためかと聞く天川に、解くべきか悩んでいると答える美影。

天川は、解かなくても良い謎なんてない、解けたあとどうするかが重要だと言います。

公安やマスコミに目をつけられている穿地

穿地は参事官である伯父に、犯罪コンサルタントと関わりのある事実を詰められていました。

マスコミにまで目をつけられているとあれば、もう警察を辞めるしかありません。

刑事廃業する穿地が関わることができる事件は今回が最後です。

必ず解決することを心に近い、倒理と氷雨は謎に挑みます。

感想

美影の関わる事件が発生しました!

そしてとうとう”穿地と美影の関係”について、警察から圧力がかかり、穿地の足元が崩れ始めます…!

この事件について、最後まで関わることができるのでしょうか?

また、6年前の事件とはいったい…?

最終回も近づき、来週は急展開があるかも!

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【ノッキンオン・ロックドドア】第8話のネタバレ感想・あらすじ

あらすじ:第8話

遮光カーテンで閉じられた書斎にいた検察官・片桐道隆(朝井大智)が、屋外から狙撃され命を落とした『検事射殺事件』。犯人は一体なぜ、どのように“見えないターゲット”を狙撃したのか…!?
 元ゼミ仲間である天才犯罪コンサルタント・糸切美影(早乙女太一)が指南した“不可能狙撃トリック”、そして事件の全貌を暴くべく、動き出した不可能(HOW)専門探偵・御殿場倒理(松村北斗)&不可解(WHY)専門探偵・片無氷雨(西畑大吾)と警視庁捜査一課の刑事・穿地決(石橋静河)。そんな中、NPO団体に所属する射撃の名手・上野美貴(市川由衣)が重要参考人として浮上! すべては、片桐が担当検事を務めた10年前の『料亭放火殺人事件』に起因していた可能性が色濃くなる。というのも1週間前、美貴たちの懸命な支援によってようやく開きかけた同事件の再審の扉が一転、検察の不服申し立てによって閉ざされていたのだ。さらに、さかのぼること1年前には、真相に近づいたNPO団体の設立者が“野に放たれていた真犯人”に殺されるも、“事故”として処理されていたことも発覚。しかもW探偵が調べを進めると、美貴と片桐の妻・佳代子(入山法子)が秘密裏に接触していたことも判明し…!
 以前から警察がマークしてきた美影との関係を上層部から糾弾され、この事件の捜査を最後に辞職する決意を固めた穿地は、何が何でも真相を明らかにするため、美貴のもとへ。佳代子との接点も指摘しながら、美貴に詰め寄る。だが、自白させることは容易ではなく…。
 一方、美影が仕組んだ“不可能狙撃トリック”を必ず解くと心に誓い、事件現場を念入りに調べた倒理は、書斎の絨毯に着目。佳代子について調べた氷雨も、事件の動機につながる情報を入手するが、両者とも“決め手となる最後のピース”はなかなか見つからず…!?
 混迷を極める捜査――そんな中、ついに…美影が“W探偵も予想だにしなかった行動”に出る! そして、物語は思わず息をのむ衝撃のラストへ…! “W探偵の闇深き過去の真相”へとつながる扉が、ついに開かれる…!?

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第8話の事件の犯人は…

片桐を撃ち殺した犯人はNPO団体「明るい未来」代表の上野。

証拠隠滅をしたのは片桐の妻・佳代子。

事件概要

犯罪コンサルタントの美影が関わったとされる検察官殺害事件。

過去の殺人事件が冤罪であったことを隠すために裏で手を回していた検察官の片桐が射殺されました。

NPO団体「明るい未来」代表の上野がライフルを扱うことから、容疑者であることに間違いはなさそうです。

しかし、遮光カーテンにより見えないターゲットをどうやって射殺したのか、謎が残っています。

トリック解明

倒理は事件現場で片桐が撃たれた状況を小坪とともに何度も再現していました。

小坪が倒れるたびに大きな音を立てていることを妻の佳代子に謝罪しますが、佳代子はあまり聞こえていないと言います。

倒理は片桐の部屋には分厚いじゅうたんが敷いてあり、ただ倒れたくらいでは大きな音は出ないことに気付きました。

事件当夜、佳代子と片桐の父が聞いたという「ドン」という大きな音は、倒れる以上の大きな衝撃があったということになります。

倒理は片桐が足台に乗って蛍光灯を替えていたときに射殺されたと推理しました。

蛍光灯がチカチカと点滅する様子を見かけた美影は、片桐が近々蛍光灯を替えることを予測してこのトリックを思いついたに違いない。

部屋の電気が消えても、蛍光灯の交換には別の光源が必要になります。

それがテーブルの上のランプだったのです。

遮光カーテンの片方だけから漏れるテーブルランプの明かりを合図に、上野は片桐を狙撃しました。

部屋の中央にある蛍光灯、足台に乗った片桐、タイミングさえ間違わなければ片桐を射殺することは上野にとって容易なことでした。

そして、音に気付き様子を見に来た佳代子は部屋のドアを開けて全てを悟ります。

佳代子は片桐が蛍光灯を交換していた事実を隠蔽し、片桐の遺体を窓際に移動させ、捜査のかく乱を図ったのでした。

動機

氷雨は、佳代子の母親に、佳代子は片桐に普段の生活や交友関係までも支配されていたと聞きます。

佳代子を支配していた片桐。

その片桐が間違いを起こしていたと知った佳代子は、片桐がひた隠しにしようとする真実を暴こうとする上野に強く共感したのでした。

上野が片桐を殺害した動機は、自分の過ちを隠蔽するために片桐が真犯人である佐伯をかばい、宍戸が殺された事件を事故として隠蔽したからです。

会いに来た美影

警察を退職した穿地にお疲れ&再就職のお祝いパーティーを開くノッキンオンロックドドアの面々。

「氷雨は「バイトがひとり増えるから節約しなきゃ」とニコニコ。

「ここでは働かない」という穿地の言葉をさえぎって「一緒に働けることになって嬉しい!」と薬子も楽しそうです。

そして、事務所には依頼人が来ているとのことでドアを開けたところ、そこに座っていたのは美影でした。

薬子は美影であることを知り、食材の買い出しに行く、と事務所を出ていきます。

事務所には倒理、氷雨、穿地、美影の4人だけになりました。

美影が事務所に訪れた目的、それは謎解きの依頼でした。

6年前の事件

美影は6年前起こった「密室殺人未遂事件」について、謎を解いて欲しいと言います。

事件の第一発見者は美影、穿地、氷雨。

被害者は倒理。

とうとう過去の扉を開くときがやってきました。

感想

正直、事件も解決したことだし、穿地は警察官を辞めずにいられるのではないかなと期待したのですが、やっぱり辞める方向に進みましたね…。

最後に自分を追いかけていた記者に事件の概要を話してことを表沙汰にしたのは、正義のもとに最後の務めを果たしたといった感じでかっこよかったです!

そして…美影…会いに来ましたね!

美影の登場シーンが少ないのと、謎が多すぎてもやもやしていたからか、穿地に2発ほどしばかれたのを見てちょっとだけすっきりしました!

6年前の事件が明らかになる、しかも被害者は倒理だったということで大混乱…。

本当に来週で終わるのか?!と心もとない気持ちです…!

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【ノッキンオン・ロックドドア】最終回のネタバレ感想・あらすじ

あらすじ:最終回

不可能(HOW)専門探偵・御殿場倒理(松村北斗)&不可解(WHY)専門探偵・片無氷雨(西畑大吾)、そして2人の元ゼミ仲間である警視庁捜査一課刑事・穿地決(石橋静河)が集う探偵事務所に突然、招かれざる客が現れた。それは…6年前に突然姿をくらましたもう1人のゼミ仲間で、事件のトリックを犯人に指南し、W探偵の頭を悩ませてきた天才犯罪コンサルタント・糸切美影(早乙女太一)! しかも、美影はW探偵に、とんでもない依頼をする。

 「謎解きの依頼だよ。被害者の名前は、御殿場倒理」――

 美影が調査を依頼したのは、6年前に起きた《不可能》かつ《不可解》な『密室殺人未遂事件』。倒理が鍵のかかった自宅アパート内で、何者かに首元を斬られ負傷した事件だった! 実は当時、大学生だった倒理&氷雨と穿地、美影は、教授・天川考四郎(渡部篤郎)が卒業試験の課題として出した現在進行形の未解決事件『連続ボウガン魔事件』の推理に着手。そんな中、倒理から「今日5時半、うちに絶対来い」というメールを受け取った残り3人がアパートを訪ねると…鍵のかかった密室状態の室内で倒理が血を流して倒れていた上に、不可解な血のメッセージが残されており…! しかも、その場から美影はこつ然と姿を消し…。
 あの日、密室のアパートで一体何が起こっていたのか!? そして、美影はなぜ、今になって自ら謎解きを依頼したのか…。未だ解けない数々の謎が渦巻く中、美影にいざなわれ、6年前の事件現場へ再び足を踏み入れるW探偵と穿地。真相解明の鍵となるのは、自宅の鍵があった場所…!? ついに明かされる、この6年ずっと閉ざされていた“W探偵の闇深き過去の全貌”――禁断の扉の先にある“震撼の真相”とは一体…?

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ネタバレ感想|

最終回の事件の犯人は…

6年前の密室殺人未遂事件の犯人は片無氷雨。

事件概要

6年前、倒理に呼び出され、倒理の部屋へ訪れた美影、氷雨、穿地の3人。

ですが、チャイムを押しても倒理は出てきません。

3人は裏庭へ回り、窓から倒理が首を切られて倒れているのを発見します。

窓を割って入る美影、倒理の首を押さえて止血する穿地、犯人が潜んでいないか部屋の中を見回った氷雨。

壁には血で書かれた「ミカゲ」の文字。

それを見た美影は「困るよ…」と言って部屋を出ていきました。

病院で目を覚ました倒理に穿地は、美影が犯人なのだろうと言います。

「ごめん」と1通のメールを最後に、美影は姿を消してしまいました。

犯人は誰なのか、美影からノッキンオンロックドドアへ謎解きの依頼です。

大学時代の課題である未解決事件について

天川教授がゼミで4人に課した卒業試験の課題は現在進行形の未解決事件でした。

犬が立て続けに殺害された「連続ボウガン魔事件」です。

犯人は深夜、犬をボウガンで弱らせ、その後ハンマーで殺していました。

容疑者は、3件目に被害を受けた犬の飼い主の杉好の友人の君塚。

杉好は楽器店勤務で、そのとき時価にして2500万円のギターを所有していたといいます。

個人輸入業を営んでいる君塚はもうすぐアメリカに移住する予定で、その前にギターを盗もうとしていました。

そのため番犬である犬が邪魔でした。

しかしその犬だけ殺すとすぐに疑われてしまうので、その前に2件、同じように犬を殺害していたのです。

4人はこのように推理し、天川もそれに同意しましたが、実際は証拠も少なく事件解決は容易ではありませんでした。

深入りするなと天川に釘を刺されていた4人ですが、直接君塚に会いに行っていました。

君塚は「誰も俺を捕まえることはできない」「今回もな」と暗に自分が犯人であること、他の犯罪に関わりを匂わせます。

実際に君塚の周囲では両親を始め、不審な死を遂げた人物が複数人いました。

動機

「連続ボウガン魔事件」の容疑者・君塚の逮捕は望めそうにない。

しかし、輸入業を営んでいる君塚は明日出国してしまいます。

その前に、倒理は杉好に犯人が君塚であることを伝えようとしていました。

氷雨はそれをとめようとしていました。

杉好が「家族同然だった犬を殺した犯人を殺してやりたい」と強く憤っていたからです。

もし杉好にそれを伝えれば、きっと杉好は君塚を殺しに行く。

そんなことをすれば、倒理が犯罪に加担したことになってしまいます。

氷雨は、自分が犯罪者になってでも、倒理が犯罪者にならないように倒理を襲ったのです。

しかし倒理もまた、氷雨が自分を襲った犯人だと言わなかったのは、氷雨を犯罪者にしたくなかったからだと言うのです。

2人で探偵事務所を開こうと提案したのは氷雨でした。

倒理が氷雨と一緒にいることを決めた理由、それは「2人で謎を解くこと」「1人では半人前でも2人で一人前」「利用価値がある」と互いを必要としていたからでした。

トリック解明

呼び鈴を鳴らしても出てこない倒理を寝ていると判断し、裏庭から起こしに行こうと氷雨が提案します。

美影と穿地が裏庭へ回る間、氷雨はドアから部屋へ入り、電気の紐に引っ掛けてあった部屋の鍵を、その真下にあるコーヒーの中へ落としていました。

首を切ったときに紐が切れて落ちたのであれば、コーヒーは飛び散っているはずですが、カップの周りはきれいでした。

つまり、低い場所から静かに入れられたものであることが分かります。

コーヒーの中に鍵を入れた目的は、鍵を隠すためです。

また、窓を割って倒理の部屋へ飛び込んだ美影と穿地、2人の後ろにいた氷雨はまだ部屋にも入っていないにも関わらず「首をおさえて止血して」と穿地に向かって叫んでいました。

裏庭の窓から見ただけでは、うつ伏せで倒れていた倒理が首を切られたことは分からないはずです。

その後、美影が鍵を見つけたタイミングで部屋に犯人が隠れていないか見回る名目で、氷雨は部屋を見回るふりをして玄関に鍵をかけ、密室を完成させたのです。

首を切ったことで少なからず浴びたであろう返り血は、コートを着ることで隠していたのです。

現場を見た美影は、これらの情報からすぐに氷雨の仕業だと推理しました。

そして、倒理が気を失う前に壁に書いた「ミカゲ」の文字、美影はそれを「依頼」だと気付きました。

倒理は犯人の名前を書き残したのではなく、自分がしようとしていたこと、つまり「君塚が出国する前に、杉好に、君塚が犯人であることを伝える役目」を、美影に依頼したのです。

実際に杉好は君塚を殺したのでしょう、「重い荷物を背負いこませた」と倒理は美影に謝罪します。

事件のポイント

信じている誰かが突拍子もないことをしたとき、そこには優しさがある。

その優しさがいつか伝わることを願っている、と天川教授は倒理と氷雨に言います。

天川教授もまた倒理を襲ったのが氷雨であることを見抜いていました。

そして穿地は警察を辞めることをやめました。

美影が会いに来たのは、穿地を警察にとどめておくため、犯罪コンサルタントである美影と妙な繋がりがあるのではないかという疑いを晴らすためだったのかもしれません。

感想

穿地警察辞めないのかーい!

先週の残念な気持ちが晴れてほっとしました!

そして氷雨、結構大胆なことをしたものだと驚きましたが、それ以上に、お互いへの想いがクソデカ感情すぎてあっけにとられてしまいました。

穿地もまた「知らなかったのは自分だけ…」とショックを隠し切れないようでした。

正直視聴者おいてけぼり感が否めません、こうなると原作を読んでこのクソデカ感情の詳細が知りたくなってきました!

原作小説はコチラ

 

お付き合いいただきありがとうございました!

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