現在放送中のフジテレビ系秋ドラマ『モトカレマニア』が、8話放送を終え、突然次週最終回!どうやら放送打ち切りが確定されたようです。
秋ドラマ唯一のラブコメ枠で、主演はユリカ役を新木優子さん、元彼のマコチ役を高良健吾さん、お二人がダブル主演されていますが、悲しくなるほどの低視聴率が危機の理由です。
では、打ち切りとなると主演のお2人や関係者への影響はどうなるのでしょうか?
『モトカレマニア』の視聴率の経緯や、視聴率伸び悩みの理由や感想、過去の打ち切り作品などをまとめていきます。
モトカレマニア視聴率は? 打ち切りラインで決定的に!?
『モトカレマニア』の原作は、女性向け漫画Kissに連載中の瀧波ユカリさんの同名の漫画です。
あらすじは、初めて付き合った元彼のマコチが忘れられず、妄想のマコチを生きがいに生きてきた主人公ユリカが、ある時就職した会社で5年ぶりにその元彼マコチに会ってしまい、再びマコチとの恋愛について、妄想と現実の違いに揺れ動き、傷つき成長してゆくイタかわ女子の暴走ラブコメディです。
最近のテレビ離れやリアルタイム視聴離れにより、視聴率設定ラインが低くなってきている状況において、民放各局が合格ラインを10%と設定している中、フジテレビは設定は低く、合格ラインが8%となっているそうです。
とはいえ、やはりあまりにも低い視聴率では「打ち切り」というものが発生します。その打ち切りラインというのが3%台ということなのです。
モトカレマニアの視聴率は?
- 第1話(10/17)5.6%
- 第2話(10/24)5.2%
- 第3話(10/31)4.1%
- 第4話(11/7) 3.0% ⇒打ち切りライン
- 第5話(11/14)4.6% ⇒低視聴率脱却キャンペーン開始
- 第6話(11/21)4.1%
- 第7話(11/28)4.3%
- 第8話(12/ 5) 4.7%
第1話から低視聴率での崖っぷちスタートで、2話以降も伸び悩み、とうとう第4話では打ち切りラインに達してしまいました。
第4話は直前の放送で『ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)バンタム級決勝戦』の延長で開始時間が30分遅れたことを理由にあげることもできますが、井上尚弥選手とノニト・ドネア選手との対決で瞬間最高視聴率は20.5%をたたき出し、平均視聴率は15%を超えています。
その流れで行けば視聴率がむしろ上がってもおかしくはないでしょうが、あがるどころがドラマ開始時にはサーっと波が引いてしまったようです。
[voice icon=”/wp-content/uploads/2019/11/ihi.gif” name=”” type=”l”]ボクシングで興奮したから、もうラブコメみる体力ないっす。もう寝る~[/voice]
低視聴率脱却キャンペーン
5話から上がった視聴率。4.6%とったどー!
その理由は、低視聴率脱却キャンペーンとして、番組欄に『今夜、豪華プレゼントキャンペーン実施!』と、大々的に告知。
データ放送を通じての応募で、出演者のサイン入りポスター、番組グッズ、CDなどの他、なんとお食事券まで…。
しかもドラマでは、傷心をいやす温泉旅行と称して、メイン女優3人の入浴シーンを盛り込んで見せたのです。
プレゼント企画や出演者の艶っぽいシーンを増やして、この波に乗って5%までV字回復しちゃえば、もう打ち切りなんて話はなくなるよね!…ってのも虚しく、再び4.1%に下降してしまいました。
次なるはキャンペーンは副音声企画。
6話から、出演者や関係者によるトークで話題を呼ぶ作戦。
8話では新木優子がファンというハロプロを取り込んだ副音声はまるでラジオ。本編に関係ないハロプロ話までいろいろしゃべり、ハロプロファンを取り込みました。
“ハロプロマニア”新木優子&森田甘路が加賀楓&佐々木莉佳子と『モトカレマニア』副音声で共演#新木優子#森田甘路#加賀楓 #モーニング娘19#佐々木莉佳子 #アンジュルム#モトカレマニアhttps://t.co/1GSod9tF0e pic.twitter.com/DNvYHuiV2a
— TVLIFE(テレビライフ公式) (@tv_life) 2019年12月4日
その甲斐あってか8話視聴率は4.7%と回復をみせましたが、『次週最終回』の文字が放送されてしまいました。
来週最終回だなんて〜😭
— みあⓂ️ (@mia_k1112) 2019年12月5日
個人的に放送日誕生日なので本当に本当に幸せになってもらいたいよ〜💕そして高良さんの本人ツイート、いつも生きる活力になってます!最後まで楽しみにしていますので走り続けてください!!✨#モトカレマニア @motokare_mania pic.twitter.com/Z1CgATaKAv
過去打ち切り作品の視聴率
過去に低視聴率により打ち切りとなったドラマをご紹介します。
- 『HEAT』(フジテレビ 2015)
第1話(07/07)6.6%
第2話(07/14)3.9%
第3話(07/21)4.2%
第4話(07/28)3.4%
第5話(08/04)3.4%
第6話(08/11)2.8%⇒史上最低 ワースト1!
第7話(08/18)3.1%
第8話(08/25)3.3%
第9話(08/25)3.9%
EXILEのAKIRA主演で、映画化前提で製作されたドラマでした。総務省消防庁および東京消防庁の全面協力のもと、史上初となる「消防団」を舞台にしたドラマでしたが、第6話で、史上最低視聴率2.8%を出してしまいました。
そのため、映画制作は白紙に戻され、ドラマも打ち切りとなりました。
モトカレマニアは映画化やマルチメディア化の予定はなかったので、ドラマの回数を減らして終わりになるというパターンですね。
- 『夫のカノジョ』(TBS 2013)
第1話(10/24)4.7%
第2話(10/31)4.8%
第3話(11/07)3.7%
第4話(11/14)3.1%
第5話(11/21)3.0% ⇒モトカレマニア4話も同じワースト2
第6話(11/28)3.6%
第7話(12/05)4.5%
第8話(12/12)3.3%
夫の浮気を疑った妻と、浮気を誤解されたOLが言い争ううちに体が入れ替わってしまうというコメディードラマで、主人公を連続ドラマ初主演となる川口春奈が演じました。
裏番組に超人気ドラマ「ドクターX」の存在があり、またタイトルも不倫を思わせるのが敬遠されたのか、初回より5%以下のスタートで視聴率は上がることなく、8話で打ち切りとなりました。
モトカレマニア4話の視聴率3.0%ですので、現在これに並ぶ形になっています。
皮肉にも同じ「ドクターX」シリーズの影響を受けてしまっています。
- 『戦う書店ガール』(フジテレビ 2015)
第1話(4/14)6.2%
第2話(4/21)6.4%
第3話(4/28)4.6%
第4話(5/ 5)4.7%
第5話(5/12)5.0%
第6話(5/19)3.6%
第7話(5/26)3.3%
第8話(6/ 2)3.7%
第9話(6/ 9)4.5%
老舗書店を舞台に、本に救われた経験を持つ20代の亜紀(AKB渡辺麻友)と副店長で40代の西岡理子(稲森いずみ)がW主演で、働く女性が世代間ギャップや境遇の違いにぶつかり合いながら、仕事や恋の困難に果敢に挑み乗り越えていくウーマンライフドラマでした。
まゆゆが主演ということで期待が高まり、主題歌もまゆゆが担当し好スタートを切る予定でしたが、低視聴率でのスタートに期待外れとなりました。
要因は、裏番組『幸せボンビーガール』で24時間テレビのマラソンをDAIGOが走るということで注目がそちらに集まってしまったということのようです。
- 『セシルのもくろみ』(フジテレビ 2017)
第1話(7/13)5.1%
第2話(7/20)4.5%
第3話(7/27)4.8%
第4話(8/ 3)4.4%
第5話(8/10)3.8%
第6話(8/17)3.7%
第7話(8/24)4.4%
第8話(8/31)5.3%
第9話(8/31)4.3%
ファッション誌「STORY」で2008年から2010年にかけて連載された同名小説が原作。
ファッション雑誌業界を舞台に専業主婦、独身、共働き、シングルマザーなど様々な立場の女性たちがぶつかり合いながらも幸せを探していく姿を描くドラマ。
主人公の専業主婦を真木よう子が演じました。
打ち切りドラマのひどい終わり方
ドラマが打ち切りとなるということは、放送回数を減らし早期に終了させることになります。
突然にブツッと切るわけにはいきませんので、当然ストーリー・脚本がその分変更され、収縮して最終回を迎えます。
どういう事が起きるのでしょうか。
[box class=”glay_box”]
- 長ゼリフで辻褄あわせ!
- 最終回の内容が怒涛の詰め込み行事!
- 辻褄が合わない?細かいところは放置あり
- 何となくぼかしで終わる [/box]
そうゆうバタバタ感や投げやり感は伝わってきますよね。
「セシルのもくろみ」や「戦う書店ガール」などでも長ゼリフや詰め込み行事感が否めない最終回となっていました。
打ち切りは制作者の本意ではないのはわかりますが、少ない視聴率でも見てる人はいますので、最後まで頑張ってほしいものです。
モトカレマニアの視聴率が上がらない理由や感想は?
『モトカレマニア』第1話のスタートの時点で視聴率が低いのは、「ドクターX」の2回連続延長の影響を受けていることはあるようですね。
タイトルそのものやイタかわ女子の設定に気後れして、スタートで見る気にならなかった人もいたようですね。
ドラマ視聴者は、面白くないと感じた人もいますが、一方で面白いという声があるのも事実です。
モトカレマニアおもしろい。共感しまくって元カレのアカウントを見たらやっぱり最低で幻滅しました。思い出は綺麗なままにしておいたほうがいい。
— soy (@soytoufu) 2019年11月7日
モトカレマニア
— あゆんちゃん (@ayuncyan) 2019年11月9日
打ち切りなの?
視聴率3%…でもおもしろいのになぁ。
今回のドラマで何気に一番楽しみなのに…
モトカレマニアおもしろいんだけどな…!みんなモトカレマニアになった経験がない人が見てもつまらないのかな…わしは上書き保存できなくて名前をつけて保存タイプだから…(1番だめなやつ)
— なるとも🍥 (@kanipan0333) 2019年11月21日
ドラマに共感して面白いと感じた人たちもいますので、今回の打ち切りは残念ですね。
主演二人への影響は?高良健吾が異例のコメント
低視聴率、打ち切りともなると、責任は、主演2人とプロデューサーが負うことになります。
モトカレマニアはダブル主演ですので、新木優子さんと高良健吾さんの二人で痛み分けとなるでしょう。
プロデューサーや関係者は人事異動や左遷ということがあるようです。
今回のプロデューサーは、諸事情で急きょ人員変更され編成されたプロデューサー局員によるものだそうです。
準備時間がない中でのことのようですが、楽しみに見てきた人もたくさんいますので、最終回まで頑張って頂きたいです。
高良健吾の異例のコメント
11月8日、視聴率を受け、高良健吾さんがTwitterに異例のコメント発表されています。
この世に作品として存在してても、見てもらえなかったらその人にはないのと一緒。ないものをあるものにする作業はとても大切でやり続けるけど、まず、あるものにしてくれた方達に一生懸命これからも届けたい。面白がってもらえるように頑張ります✊#モトカレマニア #高良健吾 #本人
— 【公式】5話11/14放送☺︎木曜劇場『モトカレマニア』 (@motokare_mania) 2019年11月8日
第1話の5.6%低視聴率スタートですから、そもそもまずは見てみて!今まで見てなかった人も、今からでも見てもらいたい、そういう思いで頑張ってきたんですね。
最終回予告
いよいよ来週最終回となってしまった『モトカレマニア』。
一体どんなラストを迎えるのでしょう。
やっぱ視聴率って大事だね。こんなにいろんな問題があるのに、次回最終回で視聴者を満足させてくれるんだろうか?なんかギュッと詰め込まれる気しかしない…🤔私はすごく好きなドラマだったから打ち切りがつらいよ〜。#モトカレマニア
— あんこ (@sen1000knt) 2019年12月5日
まとめ
しかし、このような低視聴率で打ち切りとなってしまった場合、主役を演じた役者さんには『低視聴率女王』などというレッテル張られてしまうのも世間の風潮です。
新木優子さんのドラマ初主演に関しては、まだまだというコメントもあるものの、彼女の魅力にはまった人もいます。最終回まで頑張ってほしいものですね。
打ち切りに負けるな!これまでのストーリーを見返してテンションを上げて最終回に臨みたいと思います♪
最終回9話は12月12日(木)よる10時~です。
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