【死びとの恋わずらい】原作ネタバレ|四つ辻の美少年の正体と結末を解説【伊藤潤二・ストレンジ第1話】

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※本記事はテレビ東京系ドラマ24「ストレンジ -伊藤潤二の夜も眠れぬ奇妙な話-」第1話の原作にあたる伊藤潤二の漫画『死びとの恋わずらい』のネタバレを含みます。未読の方はご注意ください。

ドラマ「ストレンジ」第1話「死びとの恋わずらい」の元になった伊藤潤二の原作漫画『死びとの恋わずらい』の結末を解説します。四つ辻に現れる美少年の正体、龍介とみどりの結末まで、原作ファンの考察も交えて詳しく紹介します。

目次

『死びとの恋わずらい』原作基本情報

死びとの恋わずらい 原作ネタバレ

項目 内容
作者 伊藤潤二
収録 『伊藤潤二コレクション』シリーズ他
ドラマ化 「ストレンジ -伊藤潤二の夜も眠れぬ奇妙な話-」第1話(テレビ東京系ドラマ24)
ジャンル ホラー・都市伝説×切ない恋愛譚
ひとことで言うと…
「四つ辻で辻占をした少女たちが次々と自殺してしまう街で、その”美少年”の正体を巡る謎とやるせない真相が描かれる」——伊藤潤二らしい、恐怖と哀しみが同居する一編です。

あらすじ|辻占と自殺の連鎖

死びとの恋わずらい あらすじ

霧深いある街で、四つ辻に立つ美少年に辻占(つじうら)をしてもらうという噂が若い女性たちの間で広まる。美少年に恋の行方を占ってもらった少女たちは、決まって「その恋は叶わない」という残酷な答えを告げられ、その後まもなく自ら命を絶ってしまう——という自殺の連鎖が街を襲う。

主人公の龍介は、幼なじみのみどりと再会する中で、この街で起きている不穏な噂と向き合っていくことになる。やがて龍介自身が「あの美少年ではないか」という疑いをかけられ始める。

✎ 編集部コラム

伊藤潤二作品らしく、怪異譚にとどまらず”恋に破れた少女たちの哀しみ”というウェットな感情が全体を覆っているのがこの話の特徴だ。美少年という美しい存在が同時に絶望を運んでくるという構図自体が、既に不穏さを漂わせている。

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四つ辻の美少年の正体・原作ネタバレ

※ここから原作の核心的なネタバレを含みます。

龍介は当初、美少年には自分にはないピアスの穴があることを理由に、自分がその美少年ではないと否定する。しかし、ある夜、龍介の耳に何者かが針を突き刺し、龍介自身にもピアスの穴が開いてしまう——という不気味な描写を境に、龍介と美少年の関係がより深く疑われていく。

考察サイト等では、四つ辻の美少年の正体は龍介自身の罪悪感が形を持ったもの、あるいは龍介の”もう一人の自分”だとする解釈が有力とされている。かつて幼い頃、恋占いを求めてきた女性を心無く拒絶したことがあり、その女性はのちに自殺してしまう。この女性への贖罪の意識が、美少年という存在を生み出したのではないか、という読み方だ。

▶ 結末について(解釈が分かれるポイント)
物語終盤、龍介は濃い霧の中で行方不明になり、死んでしまったと示唆される。その後、龍介は”白い服の美少年”として生まれ変わり、辻占いをする少女たちに「彼(黒い美少年)を愛してやってほしい」と語りかけるようになる、という考察がある。死せる少女たちの霊から愛と赦しを受け取ることで、彷徨っていた美少年はようやく安らぎを得て消えていく——という、伊藤潤二作品らしい余韻を残す結末だ。ただし本作は解釈の余地が大きい作品としても知られ、読者によって受け取り方が分かれる点には留意したい。
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ドラマ版との違い

ドラマ「ストレンジ」第1話では、みどり役に莉子、龍介役の俳優が実写でこの物語を演じている。オムニバス形式で複数の伊藤潤二作品を実写化する本シリーズの中でも、第1話ということもあり、原作の持つ「恐怖と切なさが同居する読後感」をどこまで丁寧に映像化できているかがファンの間で注目されたエピソードだ。原作の結末部分(美少年のその後)は解釈の余地が大きいため、ドラマ版でどこまで具体的に描かれたかは視聴者の間でも意見が分かれるポイントとなっている。

こんな時・こんな人と観るのがおすすめ

おすすめの気分:じっくり考察しながら読み解きたい人、伊藤潤二特有の”美しさと恐怖の同居”を味わいたい人に。
誰と観る?:結末の解釈について、読んだ後に誰かと感想を語り合いたくなる一編。
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よくある質問(FAQ)

Q. 四つ辻の美少年の正体は結局何ですか?
作中で明言されるわけではありませんが、主人公・龍介の罪悪感が形を持った存在、あるいは龍介の「もう一人の自分」だとする考察が有力です。
Q. 龍介はどうなりましたか?
物語終盤で濃霧の中に消え、死んでしまったことが示唆されます。その後「白い服の美少年」として描かれる存在に転じたという考察がありますが、解釈が分かれる部分でもあります。
Q. ドラマ版と原作で結末は同じですか?
原作自体が解釈の余地の大きい終わり方をしているため、ドラマ版でどこまで踏み込んで描かれているかは視聴者の間でも意見が分かれています。

まとめ

・四つ辻の美少年に辻占をされた少女たちが次々と自殺してしまう街が舞台
・美少年の正体は、主人公・龍介の罪悪感が形を持った存在という解釈が有力
・龍介は霧の中で消え、死を示唆される結末
・解釈の余地が大きく、読者によって受け取り方が分かれる伊藤潤二らしい一編
・ドラマ「ストレンジ」第1話の原作にあたる

恐怖と切なさが同居する伊藤潤二作品の中でも、特に読後に考えさせられる一編です。ドラマ版とあわせて原作もぜひチェックしてみてください。

ドラマ版の感想・他エピソードのネタバレは各話ネタバレまとめ記事で解説しています。

この記事について:本記事は編集部が公式発表・報道をもとに執筆しています。編集方針・情報源・訂正方針は運営者情報ページをご覧ください。
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