『レディ・オア・ノット2』本編の結末ネタバレ|6つの名家〈カウンシル〉相関図・キャスト一覧

当サイトのリンクには広告が含まれています。
6つの紋章と手錠、蝋封つきの遺言状のイラストに「レディ・オア・ノット2」「ネタバレ・相関図」の文字入り
目次

『レディ・オア・ノット2』本編の結末ネタバレ|6つの名家〈カウンシル〉相関図・キャスト一覧

本記事は『レディ・オア・ノット2』(英題:Ready or Not 2: Here I Come)本編=2作目そのものの核心的なネタバレ・結末を含む解説記事だ。2026年8月14日から日本で劇場公開中の本作は、悪魔崇拝カルトの頂点に立つ〈カウンシル〉を構成する“6つの名家”が新たな主役となる続編で、前作以上に複雑な人間関係が展開する。

なお「前作(1作目)の結末をおさらいしたい」という方は、別記事の『レディ・オア・ノット2』8月14日公開|前作の結末を今すぐおさらいを先に読んでほしい。本記事はあくまで2作目本編の結末・相関図を扱うため、前作の内容を把握している前提で進めていく。

この記事では、6つの名家の相関図・キャストに加え、中盤の脱落劇から終盤の”結婚の抜け道”、指輪の行方まで、結末のネタバレを時系列でまとめていく。批評家の評価や興行成績、監督インタビューなど鑑賞後にも役立つ情報も併せて紹介するので、鑑賞前・鑑賞後どちらの読者にも活用してもらえるはずだ。

作品基本情報|公開日・上映時間・スタッフ

まずは本作の基本データを押さえておこう。監督は前作に続きマット・ベティネッリ=オルピンとタイラー・ジレットの2人体制で、脚本もガイ・ビューシックとR・クリストファー・マーフィが前作から続投している。配給はディズニーで、上映時間は108分だ。

項目 内容
原題 Ready or Not 2: Here I Come
日本公開日 2026年8月14日(金)
上映時間 108分
監督 マット・ベティネッリ=オルピン、タイラー・ジレット
脚本 ガイ・ビューシック、R・クリストファー・マーフィ
配給 ディズニー
製作国・製作年 アメリカ/2026年
製作予算 約1,400万ドル
北米興行収入(初週末) 約910万ドル
世界興行収入(累計) 約4,288万ドル

北米では2026年3月に先行公開されており、初週末の興行収入は約910万ドルを記録。その後も興行を重ね、累計の世界興行収入は約4,288万ドルに到達している。製作予算の約1,400万ドルに対して3倍以上の成績となっており、興行的には成功したシリーズといえる。前作(2019年)よりも興行的なスケールは大きくなっている一方、後述するように批評家の評価はやや前作に及ばない結果となった。

日本での公開区分はR15+指定で、グロテスクな暴力描写や流血シーンが前作以上に多く含まれる。悪魔崇拝カルトによる惨殺・自然発火シーンなど刺激の強い映像が続くため、鑑賞の際は事前に留意しておきたい。

北米公開初週末の興行成績は全体4位。1位は『プロジェクト・ヘイル・メアリー』(8,050万ドル)、2位は『ホッパーズ』(1,800万ドル)、3位は『ドゥランダール:ザ・リベンジ』(950万ドル)と、大作が並ぶ激戦の週末だった。1,400万ドルという比較的小規模な製作予算のホラー映画としては、大作群の中で健闘した部類といえるだろう。

見どころ3選|ネタバレを踏まえて楽しむポイント

ここでは、結末まで知った上で改めて注目したい本作の見どころを3つに絞って紹介する。初見の人はもちろん、結末を知った上でもう一度物語を追いたい人にも役立つ視点だ。

①7年間絶縁していた姉妹の再生の物語。グレースとフェイスは物語冒頭では他人同然の関係だったが、命がけの一夜を経て、中盤の対立を乗り越え、最後はタイタス殺害という決定的な瞬間を2人で成し遂げる。単なるサバイバルホラーではなく、姉妹の関係修復のドラマとして観ると、また違った感情移入ができる。

②”契約社会”を戯画化した6家の群像劇。父親を自らの手にかけてまで議席を得ようとするダンフォース家、ルールを逆手に取るワン家、暴力に頼って自滅していくウィルキンソン家やラジャン家など、各家の”没落の仕方”がそれぞれ異なる形で描かれる。誰が生き残り誰が脱落するかを俯瞰すると、単なる殺し合いホラー以上の風刺性が見えてくる。

③批評家からも支持されたアンサンブルの演技。RT73%という評価が示す通り、賛否はありつつも出演陣の演技力は総じて高く評価されている。特にサマラ・ウィーヴィングとキャスリン・ニュートンの姉妹コンビ、そして飄々とした佇まいのイライジャ・ウッドの存在感は、続編ならではの魅力として押さえておきたいポイントだ。

あらすじ|グレースを待つ新たな”かくれんぼ”

物語は前作のラストシーンの直後から始まる。燃え盛るル・ドマス家の屋敷前で座り込むグレースを警察が発見し、パニック発作を起こして意識を失うという衝撃的な冒頭だ。前作の傷が原因で心停止に陥り、救急隊員がAEDで蘇生を試みるほどの重体として描かれる。

その病院で緊急連絡先として駆けつけるのが、7年間絶縁状態にあった実の妹フェイス(キャスリン・ニュートン)だ。前作でグレースを追い詰めたル・ドマス家は元々〈カウンシル〉に議席を持つ一族の一つであり、その血統が絶えたことで、空いた議席(ハイシート)を巡る争いが勃発する。

カウンシルは妹フェイスを人質に取り、グレースに新たな”かくれんぼ”への参加を強制する。グレースとフェイスは手錠でつながれたまま、カウンシル加盟一族が集うリゾート施設の中央に放り出され、夜明けまでに命を狙われる立場に置かれる。長年疎遠だった姉妹が、命がけの一夜を通じて関係を修復していく過程も本作の重要な軸となっている。

相関図|6つの名家からなる〈カウンシル〉

本作最大の見どころが、世界を裏で支配する6つの名家の存在だ。それぞれ拠点も個性も異なる一族が、ハイシートを巡って争う構図になっている。前作の敵がル・ドマス家一族のみだったのに対し、続編では複数の家が同時に絡み合う群像劇的な構造になっている点が大きな特徴だ。

アメリカ・上海・スペイン・ロンドンと、拠点が世界各地に散らばっている点にも注目したい。カウンシルが”世界を裏で支配する組織”であることが、家々の出自の多様さによって視覚的に表現されている。まずは下表と相関図で全体像を掴んでおこう。

家名 拠点 当主・主要人物 演者
ダンフォース家 アメリカ チェスター(父)、双子のアーシュラ&タイタス デヴィッド・クローネンバーグ、サラ・ミシェル・ゲラー、ショーン・ハトーシー
ワン家 上海 ワン・チェンシン(当主)、息子ワン・チェンフー オリヴィア・チェン、アントニー・ホール
エル・カイード家 スペイン イグナシオ・エル・カイード(当主) ネスター・カーボネル
ラジャン家 ロンドン ヴィラージ・ラジャン(当主)、後継マドゥ・ラジャン ナディーム・ウマル=キタブ、ヴァルン・サランガ
ウィルキンソン家 不明 ビル・ウィルキンソン(当主) ケビン・デュランド
ル・ドマス家 前作の舞台 前作で全滅(議席が空席に)
〈カウンシル〉=6つの名家の連合体
↓ ル・ドマス家の議席が空席に
ダンフォース家
アーシュラ&タイタス
ワン家
チェンシン
エル・カイード家
イグナシオ
ラジャン家
ヴィラージ
ウィルキンソン家
ビル

↓ 議席を懸けてグレース&フェイスを追う
グレース ⇄ フェイス(手錠でつながれた姉妹)

各家をつなぐ黒幕的な存在として、イライジャ・ウッド演じる「弁護士(The Lawyer)」がカウンシル全体のルールを取り仕切る、素性不明の人物として物語に絡んでくる。彼だけは終盤の混乱にも直接は加わらない、超然とした立ち位置で描かれる点も本作の見どころのひとつだ。

舞台となる巨大リゾート施設は、実はカナダのオンタリオ州・ケベック州にまたがる複数の実在建造物を組み合わせて”ひとつの施設”に見えるよう設計されたものだという。1928年建造のオークホール(ナイアガラパークス管理棟)が屋敷の外観に、トロントのフェアモント・ロイヤル・ヨークホテルがカジノやロビー、洗濯室のシーンに使われるなど、前作から続投したプロダクションデザイナーによる作り込みが、6家が集う広大な世界観を支えている。

なお、ワン家の当主ワン・チェンシンは序盤からグレースを積極的に殺そうとしない、やや異質な立ち位置で描かれる一族でもある。後述する”結婚の抜け道”を最初にグレースへ明かすのもこのワン・チェンシンであり、6家の中でも重要な役回りを担っている。息子のワン・チェンフーは戦力としては頼りない人物として描かれ、チェンシンはグレースとチェンフーを政略結婚させることで議席を確保しようと画策する場面もある。

各家の個性・見どころ

ダンフォース家は当主チェスターの双子タイタス&アーシュラが中心だが、実はもう一人、末弟のキップ・ダンフォース(演:ダン・ベイルン)も登場する。キップはゲーム自体への関心が薄く、”金持ちでいられればそれでいい”という態度を貫く、一族の中でも異色の存在として描かれる。

エル・カイード家の当主イグナシオは狙撃銃を得意とする冷徹なハンターとして描かれ、6家の中でも特に危険な存在だ。元恋人フランチェスカ・エル・カイード(演:マイア・ジェイ)は過去の因縁から恨みを抱えており、若手のフェリペ・エル・カイード(演:フアン・パブロ・ロメロ)も年齢に見合わない脅威として立ちはだかる。

ラジャン家は当主ヴィラージが恐ろしい仮面を好んで着用する”真の狩人”として描かれる一方、後継者マドゥは口先だけで肝心なところで臆病者と評される対照的な人物。ヴィラージの死後、マドゥが新たな当主になるが、妹マルティナ・ラジャン(演:マーサ・リズデック)が兄の臆病さに報いを与える展開も用意されている。

そしてウィルキンソン家。当主ビル・ウィルキンソンを演じるのは、ドラマ『LOST』のマーティン・キーミー役や『猿の惑星/キングダム』のプロキシマス・シーザー役で知られるカナダ出身の性格俳優ケビン・デュランドだ。ウィルキンソン家は6家の中で最も血の気が多く、真っ先にルールを破ってしまう一族として描かれる。この”我慢の効かなさ”が本作序盤の衝撃的な展開に直結するため、彼らの振る舞いには序盤から注目しておきたい。

中盤の展開|各家の脱落とグレース&フェイスの対立

ゲーム開始前、大きな衝撃が走る。現在のハイシート(首座)保持者だったチェスター・ダンフォースが、双子タイタス&アーシュラの手によって枕で窒息死させられるのだ。しかもこれはチェスター自身の指示によるものだった。ルール上、当主一人しかゲームに参加できないところを、父親を”退場”させることで双子2人が同時に参戦できるようにするための決断だったと描かれる。

ゲームが始まると、早々にウィルキンソン家が脱落する。当主ビル・ウィルキンソンが、ゲーム開始の合図を待たずにグレースとフェイスを殺そうとしたためルール違反と判定され、一族もろとも爆発して全滅してしまう。前作でもル・ドマス家が”契約”を破った際に自然発火するルールが描かれていたが、続編ではこの”血の掟”がさらに過激な形で早々に発動する形だ。

その後もカウンシルの面々は次々と脱落していく。ラジャン家の当主ヴィラージは産業用洗濯機に巻き込まれて絶命し、エル・カイード家の当主イグナシオはワン・チェンシンの刀で不意に斬られて命を落とす。イグナシオの死により、エル・カイード家もまた一族ごと爆発して脱落する。前述の通り、リゾート施設内の洗濯室やホテルのロビーなど、実在の建造物を舞台にした派手な殺陣・惨殺シーンが次々と展開する構成だ。

物語中盤では、長年疎遠だったグレースとフェイスの間にも一時的な亀裂が入る。極限状況の中でフェイスがグレースを見捨てようとする場面が描かれ、姉妹の絆が試される。さらにタイタスがフェイスを拉致する展開もあり、グレースは妹を救出するためにも一段と追い詰められていく。こうした一族同士の共倒れと姉妹の危機が積み重なった末に、終盤の”結婚の抜け道”へとなだれ込んでいく。

【核心ネタバレ】結末|結婚のループホールと指輪の行方

ワン家の当主が、グレースとフェイスに”抜け道”を教える。それは、カウンシルのいずれかの家の人間と結婚すれば流血が止まりゲームが終了する、というこれまで見落とされていたルールだった。グレースはこの契約上の抜け道を利用し、双子の弟タイタス・ダンフォースとの結婚に同意。これによりタイタスはハイシート(カウンシルの首座)を手にする。

しかし結婚直後、タイタスはグレースに強引にキスをして指輪を奪おうとする。グレースは近くにあった短剣でタイタスの首を何度も刺して殺害し、駆けつけたフェイスと共に遺体を寺院の穴へと投げ込む。かつてタイタス自身が妹アーシュラを手にかけた際に「一族を殺してはいけないというルールはない」と言い放っていたことを、グレース自身が逆手に取った形だ。中盤で亀裂が入った姉妹が、この瞬間に力を合わせている点も見逃せない。

ハイシートに就いたグレースの最初で最後の決断は、自らカウンシルから離脱することだった。無関係な人々を殺し続ける生き方を拒否したグレースは、指輪を穴の中に投げ捨てる。残されたカウンシルのメンバー(弁護士を除く)は、我先にと穴に飛び込み、指輪を奪い合って互いに殺し合いを始める。

そうこうしているうちに夜明けを迎え、前作同様タイムリミット内に決着がつかなかったカルトメンバーたちは、一人また一人と自然発火して爆散していく。最終的に生き残るのは、グレース、妹フェイス、そして最後まで争いに加わらなかった弁護士(イライジャ・ウッド)の3人のみ。グレースとフェイスは、カウンシルの目を欺いてタイムアップに持ち込むことで自由を勝ち取り、2人並んで歩き去るところで物語は幕を閉じる。

キャスト・演者まとめ

役名 演者 役どころ
グレース サマラ・ウィーヴィング 前作の生存者。続編の主人公
フェイス キャスリン・ニュートン グレースの妹。カウンシルに人質に取られる
アーシュラ・ダンフォース サラ・ミシェル・ゲラー ダンフォース家の長女。双子の姉
タイタス・ダンフォース ショーン・ハトーシー ダンフォース家の双子の弟。グレースと結婚しハイシートを得るが最期を迎える
チェスター・ダンフォース デヴィッド・クローネンバーグ ダンフォース家の父
キップ・ダンフォース ダン・ベイルン タイタス&アーシュラの末弟。ゲームに無関心
ワン・チェンシン オリヴィア・チェン ワン家の当主。抜け道をグレースに教える
ワン・チェンフー アントニー・ホール ワン・チェンシンの息子
イグナシオ・エル・カイード ネスター・カーボネル エル・カイード家の当主。狙撃銃を得意とする
フランチェスカ・エル・カイード マイア・ジェイ イグナシオの元恋人。過去の因縁を抱える
フェリペ・エル・カイード フアン・パブロ・ロメロ エル・カイード家の若手メンバー
ヴィラージ・ラジャン ナディーム・ウマル=キタブ ラジャン家の当主。仮面を好む”真の狩人”
マドゥ・ラジャン ヴァルン・サランガ ヴィラージの死後、ラジャン家を継ぐ
マルティナ・ラジャン マーサ・リズデック マドゥの妹
ビル・ウィルキンソン ケビン・デュランド ウィルキンソン家の当主
弁護士(The Lawyer) イライジャ・ウッド カウンシルのルールを取り仕切る素性不明の人物

前作との違い|舞台と敵の規模が大きくスケールアップ

前作が「ル・ドマス家という一つの屋敷」を舞台にした密室サスペンスだったのに対し、続編は6つの名家が集うリゾート施設という、より広大な舞台に変化している。敵の数も、前作の一族数人から、続編では複数の家の当主・後継者たちへと大幅に増加した。

グレース一人だった主人公も、妹フェイスとの姉妹バディという新しい軸が加わったことで、前作の「単独サバイバル」から「姉妹の絆を懸けた頭脳戦」へと物語の質感が変化している。前作のグレースが終始”逃げる・戦う”立場だったのに対し、続編ではグレース自身が契約のループホールを利用して能動的に状況を打開する場面が増えており、単なる被害者から”カルトのルールを利用する側”へと成長した姿が描かれている。

項目 前作(2019年) 続編(2026年)
舞台 ル・ドマス家の屋敷(一族の館) 6家が集うリゾート施設
敵の規模 ル・ドマス家一族のみ 6つの名家+弁護士
主人公の構図 グレース単独のサバイバル グレース&フェイスの姉妹バディ
グレースの姿勢 逃げる・戦う(受動的) 契約の抜け道を利用(能動的)
決着の付け方 悪魔との契約により一族が自然発火 結婚の抜け道→指輪放棄→同士討ち→自然発火

監督インタビュー|スケールアップと”ハート”の両立

本作の監督コンビ、マット・ベティネッリ=オルピンとタイラー・ジレットは、映画制作集団”レディオ・サイレンス”としても知られる。THR Japanのインタビューでは、続編制作にあたり「スケールを広げながら、前作が持っていたハートや感情の部分だけは失いたくなかった」と語っており、”この物語で最も大切なものは何か”を繰り返し自問しながら制作を進めたと明かしている。

興味深いのは、シリーズの代名詞ともいえる“人体爆裂”の名物演出が、もともと予算制約から生まれたアイデアだったという裏話だ。制作集団としての哲学についても、タイラー・ジレットは「心から互いを愛し合い、支え合い、可能な限り優しいやり方でプロジェクトを最高のものにしようという共通の目標を持っている人々の集団があることが大事」と語っており、6家の群像劇というスケールアップの裏には、制作陣同士の緊密な連携があったことがうかがえる。

批評家の評価|Rotten Tomatoes 73%の内訳

本作は北米の批評サイトRotten Tomatoesで、82件のレビュー中73%が「フレッシュ」と評価されている(本記事執筆時点)。前作『レディ・オア・ノット』が89%の高評価(Certified Fresh)を獲得していたのに比べるとやや下回る数字だが、依然として好意的な評価が多数を占める結果となった。

批評家 媒体 評価の傾向
クラリス・ラフレイ The Independent 好意的。「同じゲームだが、同じ勝者を応援したくなる」と評価
ブライアン・タレリコ RogerEbert.com 好意的。サマラ・ウィーヴィングの身体的で切迫感ある演技を称賛
オーウェン・グレイバーマン Variety 好意的。「けばけばしい罠が仕掛けられた、賢くバカバカしい良い時間」と評価
トム・ヨルゲンセン IGN 中立的。「不要とも言えるが好感の持てる続編」で、スケールアップにより”少ないほうが良い”ことを証明したと評価
ザカリー・リー The Wrap 批判的。前作の反復に頼りすぎているとの指摘

総じて、サマラ・ウィーヴィングとキャスリン・ニュートンの姉妹コンビの化学反応やアンサンブルの演技面を評価する声が多い一方、ストーリー構成が前作の”焼き直し”に近いという批判も一定数存在する。続編ならではのスケールアップと引き換えに、前作が持っていた密室劇ならではの緊張感がやや薄まったと感じる観客もいるようだ。IGNのレビューが指摘するように、”舞台とキャラクターを増やしたことが必ずしもプラスに働いていない”という声も一定数あり、続編ならではの功罪が分かれる結果となっている。

鑑賞前に押さえておきたい注意点

本作は前作を前提とした続編であるため、シリーズ未見の状態でいきなり鑑賞すると、〈カウンシル〉やハイシートといった独自用語につまずきやすい。前作をDisney+などで予習してから劇場に足を運ぶのが理想的だ。

また前述の通りR15+指定の作品で、人体が爆散する描写や刃物による殺傷シーンが繰り返し登場する。ホラー・スプラッター描写が苦手な人は、鑑賞のタイミングや同行者を選んだほうが無難だろう。逆にこうした過激描写こそがシリーズの持ち味でもあるため、耐性のある人にとっては前作以上に満足度の高い一本になっている。

用語集|〈カウンシル〉の世界観を理解するキーワード

本作は前作以上に世界観・ルール設定が複雑なため、物語を理解するうえで押さえておきたい用語を一覧にまとめた。

用語 意味
カウンシル(Council) 世界を裏で支配する悪魔崇拝カルトの頂点組織。6つの名家で構成される
ハイシート(High Seat) カウンシルの首座。議席を持つ当主に与えられる最高権力の座
契約(The Pact) カウンシル加盟一族と悪魔との間で交わされた盟約。破ると自然発火する
血の掟 ゲームのルールを破った者を一族もろとも自滅(爆発)させる制裁
結婚の抜け道 カウンシルの人間と結婚すれば流血が止まりゲームが終了するという、見落とされていたルール
弁護士(The Lawyer) カウンシル全体のルールを取り仕切る、素性不明の進行役

よくある質問(FAQ)

Q1. グレースとフェイスは最終的にどうなる?

A. グレースがカウンシルから自ら離脱し、指輪を穴に投げ捨てたことで残ったメンバーが同士討ちを始め、夜明けまでに決着がつかなかった一族は前作同様に自然発火する。グレース、フェイス、そして弁護士の3人が生き延び、グレースとフェイスは2人で歩き去るところで物語が終わる。7年間絶縁していた姉妹が、この一夜を経て関係を修復した状態でエンディングを迎える点も本作らしい着地だ。

Q2. なぜグレースはタイタスと結婚したの?

A. ワン家の当主ワン・チェンシンが明かした契約上の抜け道(カウンシルの人間と結婚すれば流血が止まりゲームが終了するというルール)を利用したため。結婚後、グレースはハイシートを奪おうとしたタイタスを返り討ちにし、駆けつけたフェイスと共に遺体を穴へ投げ込んでいる。

Q3. 6つの名家は全て前作から続投?

A. いいえ。前作の敵だったル・ドマス家は続編開始時点ですでに全滅しており、その空席を巡って残る5家(ダンフォース・ワン・エル・カイード・ラジャン・ウィルキンソン)が争う構図になっている。うちウィルキンソン家とエル・カイード家、ラジャン家は物語の途中で一族ごと脱落してしまう。

Q4. イライジャ・ウッド演じる「弁護士」の正体は?

A. 2026年8月時点で、劇中では素性が明確には明かされていない謎めいた人物として描かれている。カウンシルのルールを管理する立場だが、最終盤の混乱にも直接は加わらず、生存者3人のうちの1人となる特異な立ち位置だ。続編があれば彼の正体が掘り下げられる可能性もありそうだ。

Q5. 続編を見る前に前作は見ておくべき?

A. 強くおすすめする。ル・ドマス家の顛末や、グレースがなぜ再び”かくれんぼ”に巻き込まれるのかという前提を理解していないと、続編の展開についていきにくい。特に本作は前作ラストの直後から始まるため、記憶が新しいうちに鑑賞するとより楽しめる。

Q6. 前作『レディ・オア・ノット』はどこで配信されている?

A. 2026年8月時点で、前作はDisney+で見放題配信中。このほかAmazon Prime VideoやHuluではレンタル配信、DMM TV・Lemino・FODプレミアムでも視聴可能となっている。続編の日本公開に合わせてDisney+での見放題配信が復活しているため、続編を観る前の予習には最適なタイミングだ。なお配信状況は変動するため、視聴前に各サービスの最新情報を確認してほしい。

Q7. 3作目(続編の続編)はあるの?

A. 2026年8月時点で、3作目の製作は公式に発表されていない。世界興行収入が製作予算の3倍以上に達するなど興行的には成功しているため、続く可能性も一部メディアで語られているが、現時点ではあくまで憶測の域を出ない。続報が入り次第この記事も更新する予定だ。

まとめ:『レディ・オア・ノット2』は”契約の抜け道”を巡る頭脳戦だった

『レディ・オア・ノット2』は、前作の「一族対花嫁」という構図を、「6つの名家からなるカウンシル対姉妹」へとスケールアップさせた続編だ。グレースが契約のループホールを利用してタイタスと結婚し、最終的に自らカウンシルを離脱するという展開は、単なる暴力的な逃走劇ではなく、”ルールを利用する頭脳戦”としての面白さを前作以上に押し出したものといえる。

中盤で描かれる各家の脱落劇も本作らしい皮肉が効いている。父親を手にかけてまで議席を狙ったダンフォース家の双子、ルールを逆手に取ったワン家、逆にルールを破って自滅したウィルキンソン家など、”契約社会”というテーマを一族ごとに異なる形で体現している点は、単なる惨殺劇に留まらない構成の妙といえるだろう。

6つの名家それぞれの個性、そして弁護士という謎の人物の存在感も含めて、批評家からもアンサンブルの魅力が高く評価されている。世界興行収入が製作予算の3倍以上に達するなど興行的にも成功を収めており、3作目の公式発表こそまだないが、シリーズがどう続いていくのか今後の展開にも注目したい。何より、7年間絶縁していた姉妹が命がけの一夜を経て関係を修復していく過程は、悪魔崇拝カルトというグロテスクな設定の中にありながら、意外にも人間ドラマとして心に残る仕上がりになっている。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次