感動に包まれ終わった第3話。
今回は視聴者の心をぎゅ~っと締め付けるようなシーンがもりだくさんで観ているだけで息苦しくなるようなお話になっています。
それでは今回も第4話のあらすじを詳しくご紹介していきます。
あらすじ
キャンディとコンプレックス
強気な性格のキャンディは、自分の体に女性らしさが欠けることについてコンプレックスを持っていました。
今回のボールのテーマは「官能的な女性らしさ」。
「そのボディでチャンレンジすればうちのハウスが恥をかく。胸やお尻を競うのよ。」
強気にでたキャンディはエレクトラの意見に耳を貸さずステージへと…。
ステージでは観客から指を刺されて笑われる始末。
審査員からの点数も低く、ハウス・オブ・アバンダンスで最も低い点数を叩き出し惨めな結果に終わりました。
審査員やプレイ・テルに中指を立て強気な態度でボールを後にするキャンディ。
その姿をボールの端で見ていたエンジェルは彼女を追いかけ、彼女のコンプレックスに共感し、昨晩あったことを聞いてほしいと言います。
昨晩のこと
ベッドの上でピロートークを楽しむエンジェルとスタン。
「女性に大切なのって大きなお尻やくびれよね。…奥さんもそう…?」
「子どもを産んでからさらに丸くなった気がするな。確かにいいかもな。」
スタンは全く考えずに発言したようでしたが、エンジェルはその一言で不安にかられてしまうのでした。
デイモンとコンクール
第3話ではボールとダンススクールのどちらを取るかで揺れ動いたデイモン。
学園長であり、彼の直々の先生でもあるヘレナは、「ボールが彼の足を引っ張っている!」と少々キツく発言するシーンもありました。
しかし第4話では楽しそうにダンスレッスンに打ち込む彼の姿が。
ヘレナもそんな彼を喜ばしく思っているようでした。
冬も終わり、春のダンスコンクールを控えていた彼ら。
「先生、春のダンスコンクールに出場したいです…!」
ヘレナ「あれは上級生が出るものなの。あなたにはまだ早いわ。」
デイモンにはもっと練習が必要であること、今は訓練の時期であることをヘレナは伝えます。
しかしデイモンの熱い思いに負け「観客に判断してもらう」ということで春のダンスコンクールへの出場が決まります。
手術
女性ならではの大きいお尻や曲線美に憧れたキャンディとエンジェルは、シリコンを注入するべく病院へ向かっている最中でした。
二人が訪れたのは、医師免許をもっているのかすら怪しい医者の元。
見るからに怪しい場所に怪しい医師でしたが、格安で手術を受けられるということで人気なようでした。
麻酔もなく、注射で打ち込まれたホルモンを自身の手で揉みほぐして形を整えなければならない状況でしたがキャンディは積極的に施術台の上へと上がるのでした。
少し躊躇するエンジェル…キャンディは痛そうな表情を浮かべ注射の針をお尻へと刺されました。
体調不良
春のコンクールの出場が決まり、レッスンにも力が入るデイモン。
レッスンの途中、水分補給をしようと脇にあったボトルから水分を口に含んだ途端、嘔吐におそわれます。
帰って熱をはかったところ、39度近い高熱が。
当初、ブランカはインフルエンザを疑っていましたが”吐き気・疲労・筋肉痛・リンパの腫れ”からHIVを疑い始めました。
「リッキーとちゃんと避妊してるの…?」
「してるよ。だけど一度だけ外れた。」
「一度!?」と声をあげるブランカ。
そんな彼女をうざったく思ったデイモンは「話したくない」とブランカに背を向けます。
心配そうにデイモンを見つめるブランカ。
カーテンを閉めそのまま部屋を後にします。
その日の夜、エンジェルがチキンスープを持ってデイモンの部屋へ訪れます。
「聞きたいことがあるんだけど…さっきマザーにちゃんと避妊はしてるのかって聞かれたんだ。何でそんなこと聞くのかな。」
「陽性か不安なのよ。元気にしていた人たちが急に体調を崩したりするんだから。」
その一言に困惑し、自身にHIV感染の疑いがあることを初めて知り急に不安になります。
エレクトラの決意
エレクトラは自身の愛人と高級マンションで会っているところでした。
二人は10年以上もの間その関係を続けていました。
ストリップで働いていたエレクトラを愛人に向かい入れた彼は10年経った今もエレクトラにすっかり惚れ込んでいる様子。
エレクトラはベッドの上で、自身が性転換手術をすると話します。
しかし愛人はその手術に反対。
性転換手術をするならこの関係は終わりにするとすら言われてしまいます。
「あなたの許可やお金は求めてないの。私ひとりでやる。」
彼の反対にも耳をかさずエレクトラは性転換手術をすると彼に言い切ったのでした。
立ち去るキャンディ
今夜のテーマは「美しきダイナマイト・ボディ」
ボールの裏側で準備をするエレクトラ。
そこに胸やお尻にシリコンを入れ、姿を変えたキャンディが現れます。
自身に自信を持ち始めたキャンディに、本物でなければ意味がないというエレクトラ。
「あんたには優勝は無理よ。そのドアを出たらあんたをハウスから追い出すからね。」
「私の現実は自分で決めるの!」
エレクトラの反対を押し切り自信満々にボールへと挑戦するキャンデイ。
観客やプレイ・テルからはお尻や胸に入れたシリコンを嘲笑われてしまう始末ですが気にせず歩き続けるキャンディにプレイ・テルは音楽を止めます。
「自分が勝てるカテゴリーをよく見極めなさい。」
そう言われたキャンディは不満そうに後ろを向き、そこにいたエレクトラに暴言を吐きボールを後にします。
エレクトラのコンプレックス
ショットをぐっと飲みほし、今夜もボールのステージへと出向くエレクトラ。
その姿は美しく審査員からの評価も最高でした。
しかしその後ろに現れたのはエクストラヴァガンザのメンバーのアフロディテ。
エレクトラは1点差で彼女に負け、今夜のボールは幕を閉じました。
そんなアフロディテを飲みに誘ったのはエレクトラ。
二人はダイナーで食事をすることになります。
アフロディテ「あなたは永遠のアイドルよ。」
「私は自分が不完全だとは思ってないの。ただ不便だと感じるだけ…。」
いつも強気に振る舞うエレクトラでしたが、彼女は彼に手術を反対されたことについてぽつりぽつりと語り始め、手術がしたいと涙を流すエレクトラ。
アフロディテに励まされ、彼女は手術を受けることを決心します。
リッキーとデイモン
春のコンクールに備えてリハーサルがあるからと学校へ行こうとするデイモン。
側にはリッキーの姿もありました。
39度近くあった熱は全く下がっておらず、リッキーはふらふらするデイモンを止めます。
デイモンはリッキーに君はHIVなのかと尋ねますが、リッキーはそんなデイモンを軽くあしらいます。
「ちゃんと答えてよ…!一体何人と関係を持ったんだ!」
「わからない、50人くらいかな?平気だよ。」
避妊をしていなかったのは一度だけではありませんでした。
リッキーは検査を受けたこともなく、デイモンはパニックになってしまいます。
その様子に聞き耳を立てていたブランカはプレイ・テルの元へと急ぐのでした。
子どもたちへの思い
HIVの怖さがわかっていないとプレイ・テルと浅瀬を歩くブランカ。
プレイ・テル「レーガン大統領はエイズに興味がない。保険だってきかない。感染病だと思ってないんだよ。」
そういって僕もHIVが怖いと口にするプレイ・テル。
そんな彼を勇気付けながらブランカはプレイ・テルも含め、ハウスの子どもたちにHIVの検査を受けさせると決意するのでした。
検査の日
プレイ・テルとリル・パピ、リッキー、デイモンの4人はダイナーで食事をしていました。
治るまで6日もかかったと話すデイモンは、春のコンクールに備えたリハーサルもうまくいったようで顔色も元に戻っていました。
そんな中、プレイ・テルの口からハウスのみんなでHIVの検査を受けると告げられます。
不安そうな顔をするリッキー。
「うん、受けるよ。受けたい。」
4人はみんな揃ってHIVの検査を受けると決めました。
再び訪れた先は…
「本当に安全なの…?」
キャンディ「安いんだからそんなこと言ってられないでしょ。」
今回二人が訪れた先は前回とは違う医師の元でした。
ホンジュラスから仕入れたシリコンを格安で打ってくれるその場所はやはり人気なようで、医師本人も自身にかなり整形を施しているようでした。
エンジェルの安全性に関する質問をあやふやに答える医師は誰が見ても怪しいはずでしたがキャンディは現金を渡し、自ら診察台へと足を運びます。
手を握ってて、とエンジェルに告げ痛みに顔を歪めながらも追加でシリコンを打ち込んでいくキャンディ。
エンジェルはそんな姿を見て手術はまた今度にする、と決めます。
エレクトラの優しさ
今夜のボールではまた女性の曲線美がテーマでした。
以前よりもずいぶんと大きくなったお尻と胸でボールに挑もうとするキャンディは終始”暑い”と言っており、そんな姿を心配するエンジェルに耳をかさず華々しくステージへと向かいます。
ステージでのスコアは満点、パーフェクトでした。
嬉しそうに空を見上げるキャンディ。
しかし彼女は汗だくでそのまま意識を失ってしまいます。
キャンディが目を覚ましたのはエレクトラのハウス。
38度も高熱があり倒れてしまったキャンデイを救ったのはエレクトラでした。
キャンディ「今までで最悪のマザーよ。わたしの気持ちなんて分かるわけない。私は鏡にうつる自分が嫌いなの…寂しすぎる…。」
「今の私があるのは自分が何者か理解し、押し通すからよ。今でも間違いを犯すし、鏡にうつる自分から睨み返されてはいつも辛い思いをするの。」
ハウスの子どもの前で初めて見せたエレクトラの弱い部分。
エレクトラは自身が性転換手術を受けるとキャンディに告白します。
少し嬉しそうな表情を浮かべるキャンディにエレクトラは辛いスープを作るから座っていなさい、とその場を後にしました。
エンジェルの不安
楽しそうにベッドを共にする二人。
しかしスタンは元気がなく、そのことからエンジェルを不安が襲います。
「奥さんとしてきたわけ?愛人の分はなしなの?」
「違うこれはお酒のせいで…」
どんどん声が大きくなり、情緒不安定になるエンジェル…。
「真実が知りたいの。白状してよ。私より奥さんが好きだって。子どもを産んでお尻が大きくなったんでしょ?正直にいうまで何もしないから!!」
二人はだんだんと言い合いになってしまい、エンジェルはどんどんパニックに陥っていきます。
スタンはエンジェルを落ち着かせようとしますがエンジェルの気持ちが全く理解できず、ホルモンのせいか?お金が欲しいのか?と逆撫でるようなことを口にしてしまいます。
挙句の果てに自身が大学時代に女性の見た目をした人に男性器がついている雑誌をみて興奮したことまで話してしまうのです。
「私はエロ本が現実になったの?私は本物なの…?出てって…出てって!!!」
悲しそうに怒りを込めた口調で出てってというエンジェルにスタンは何も言えずシーンは切り替わります。
結果
緊張した様子でHIV診断の結果を待つデイモン。
結果は陰性でした。
安心し嬉しそうに飛び回るデイモン。
リッキーやリル・パピも個室へ呼ばれた後、陰性の結果を聞きみんなが嬉しそうに抱き合う中、プレイ・テルが個室へ呼ばれ告げられたのは”陽性”の文字だったのです。
思わず涙するプレイ・テル…。
プレイ・テル「どうしよう…」
プレイ・テル「どうしよう…変えられないことなのに、泣いても意味がないのに。どうしよう…。」
そう口にし涙するプレイ・テルでしたが、みんなの元へ戻るために一人になり、必死に自分の悲しみを押し殺してみんなの元へ戻り、”陰性だった”と告げます。
そしてみんなでお祝いしようと涙をこらえ、病院を後にするのでした。
後日、デイモンの晴れ舞台を見にいくための衣装をプレイ・テルはブランカにプレゼントしていました。
そこで彼は嘘をついたこと、自分は陽性だったことをブランカに伝えます。
真実をしり涙ぐむブランカでしたがお互いに励まし合い、いよいよ第4話はラストシーンへと向かいます。
ラストシーン
エレクトラは性転換手術をするため病院で医師と話をしていました。
決断の時がきて不安でいっぱいになるエレクトラ。
「いつもそばにいたの。彼が隣で私を支えてくれていたの。10年も一緒だったのよ。奇跡よ。私が失うものを理解できる…?」
医師「自分で決断することが何よりも大切よ。きっと自由を感じるはず。私はこの目で見てきたんだもの。毎回驚かされてるのよ。」
そうして涙を流すエレクトラ。
彼女は準備ができた、と口にし書面にサインします。
一方その頃デイモンはコンクールへ出ている最中でした。
ステージの上、ソロで舞う楽しそうなデイモンの姿をみて感動する一同。
コンクールは大盛況に終わりました。
「あれはうちのこよ!!!!!」
嬉しそうなハウスのメンバー。
学園長のヘレナも感動し、涙ぐんでいました。
その頃、エンジェルはキャンディが注射を行った医師の元、自身もお尻にシリコンを注射していました…。
しかし先にシリコン注射をしたキャンディは針をさした場所から出血しており痛みで顔を歪めており、流れてくる血をぬぐうシーンで第4話は終了です。
感想
心がしんどいよ~~~!!
エンジェルのコンプレックスから不安にかられる気持ち、痛いほどに分かる…。
ただでさえ不安な気持ちでいっぱいなのにスタンの発言が空回りしちゃってもっともっとエンジェルは傷ついちゃうしもう見ていてしんどいです~~~。
女性の体に男性器がついている姿に興奮する世の男性は少なくないようで…。
エレクトラの愛人もその一人のようですが、エレクトラが好きなのではなくそういう姿をしたエレクトラを愛し、そんな姿であるからこそ彼女を愛人として10年もそばにおいているのですね。
でもスタンはさあ、違うはずじゃん…違うと思ってたんだけど…どうなんだろう…。
もっと器用に生きられればいいけどスタンがそんな人ならこんな状況に陥ってないよな、なんて考えつつ…。
あぁもう早く5話がみたいです!
ネットの感想
エレクトラってこんなに優しかったんだ…。初めて弱いところ見た気がする。
キャンディって結局ハウス抜けてないよね?
エレクトラがつくる辛いスープ気になる笑
(エンジェル)結局注射受けちゃったの〜!?キャンディ体調崩しちゃったし太ももから血でてたし大丈夫?心配…。
スタンとエンジェルこれからどうなるんだろう…。
まとめ
最初から胸がぎゅ~っと痛くなるようなシーンが盛りだくさんでしたね。
LGBTQ+の方だけでなく、ストレートの方も共感できるシーンがたくさんあるのではないでしょうか。
エンジェルとスタンはこのまま終わってしまうのでしょうか。
嬉しいような、ちょっぴり悲しいような…!
『POSE』の第5話の放送は6月10日(月)23:00からFOXチャンネルで!
事前に確認しておきたい関連場情報♪
- POSEをより楽しむための用語集!
- 1話から最終話までの挿入歌・主題歌・BGMを総まとめ
- 主演キャスト13名の生い立ちや過去の出演作品!
- POSEを手がけたライアンマーフィーとは?過去の作品集をご紹介
次回も楽しみですね~。
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