※本記事は放送済み第4話〜第6話のネタバレを含みます。本記事は2026年8月27日時点の情報です。
京都アニメーションの新作アニメ『二十世紀電氣目録-ユーレカ・エヴリカ-』(2026年7月5日放送開始)。
第1話〜第3話の感想まとめから期間が空いてしまったため、この記事では第4話から第6話までの展開を、公式発表をもとにまとめます。
戦争で失われた「電氣目録」を巡る喜八たちの物語が、中盤に差し掛かってどう展開しているのか、まとめて振り返りたい方はぜひ参考にしてください。
原作小説について:京都アニメーション大賞受賞作
原作は結城弘によるライトノベルで、2018年8月10日に京都アニメーションのKAエスマ文庫より刊行されました。
第8回京都アニメーション大賞・長編小説部門の奨励賞を受賞した作品です。
物語は、夢の実現を誓い合った兄・清六と、電氣の発明を書き込んだ「二十世紀電氣目録」を戦争で失ってしまった主人公・坂本喜八が、酒造の娘・百川稲子との出会いをきっかけに、失われた電氣目録を追い求めていく物語です。
放送開始:2026年7月5日/原作:結城弘(京都アニメーション大賞受賞)/制作:京都アニメーション
第4話「信心の娘」:死者と交信する電氣の発明
喜八が電氣満月を実現したことで前向きな気持ちを取り戻す中、西陣織を営む店の女将が、亡き夫への未練で沈み込んでいることを知ります。
同時に、亡くなった母への後悔を胸に秘めた稲子の強い想いに動かされ、喜八は電氣の力でこの女将を救おうと決意します。
「死者と交信するための電氣の発明」というテーマのもと、喜八がどんな発明を思いつき、実現させるのかが見どころの回でした。
第5話「愛の証明」:電氣で人の心は分かるのか
第5話では、京都帝大生の押江愛之助(CV:KENN)が登場します。
愛之助は原島すずに恋をしており、”二つの心が通じ合うことが分かる電氣目録の発明品”に注目。
喜八たちは愛之助の恋を応援するため、実験を開始します。
稲子は二人の恋の行方に期待を寄せますが、すずの親友であるケイトは複雑な心情を抱く、という繊細な人間関係の綾も丁寧に描かれました。
本人コメント:「愛に生きる男、押江愛之助。道化ではなく、強い想いで気持ちを貫くまっすぐな彼が僕を引っ張ってくれました」
第6話「革新の音」:蒸気vs電氣の音楽対決
洋輔の招待で三添パークを訪れた喜八たち。
洋輔の挑発に乗った喜八は、新たにできた大ホールの落成記念式典で、洋輔による蒸気パイプオルガンの演奏と、喜八の発明による電氣の演奏で競うことになります。
稲子は厳しい練習を乗り越えますが、父親から出演を反対されるという障害が生じます。
喜八たちが無事に電氣の音を奏でることができるのか、蒸気技術と電気技術という新旧の対比が、舞台上で象徴的に繰り広げられる回となりました。
第4話〜第6話を通して見ると、「死者との交信」「恋する心の証明」「蒸気と電氣の対決」と、いずれも”目に見えないものを電氣の力で可視化する”という一貫したモチーフが続いていることに気づきます。
本作のタイトルにある「電氣目録」は、電気という当時最先端の技術を通じて、人の心や想いといった曖昧なものに輪郭を与えていく発明の記録、という位置づけなのかもしれません。
第6話の蒸気vs電氣という対決構図は、単なる技術対決ではなく、旧時代(蒸気)と新時代(電氣)の価値観の対立を象徴する回として、シリーズの中でも重要な転換点になりそうです。
主人公・喜八にとって、電氣の発明は単なる技術的な挑戦ではなく、戦争で失った兄・清六との約束を果たす手段でもあります。
そう考えると、第4話で死者と交信しようとしたのも、第5話で恋する心を電氣で証明しようとしたのも、すべては「目に見えなくなってしまった大切なもの」をもう一度形にしたいという、喜八自身の願いの反映だったと読み解くこともできそうです。
百川稲子もまた、亡き母への後悔を抱えるキャラクターであり、喜八と稲子という2人の”喪失”を抱えたコンビが、電氣という技術を通じて少しずつ前を向いていく物語として、このアニメを見ることもできるでしょう。
Filmarksでの評価
レビューサイトFilmarksには、本作に対して534件のレビューが寄せられています(2026年8月時点)。
「めちゃくちゃ面白い」といった好評の声が目立ち、京都アニメーションらしい丁寧な作画・美術背景への評価も継続しているようです。
配信で見る方法
『二十世紀電氣目録』は、以下のVODサービスで視聴できます。
- 無料で見る:TVer(見逃し配信、放送終了から約1週間の期間限定)
※配信状況・料金は変更される場合があります。放送話数と配信の反映タイミングにはズレが生じることもあるため、視聴前に各公式サイトでご確認ください。
まとめ
- 第4話:死者と交信する電氣の発明をテーマに、西陣織店の女将を喜八が救おうとする
- 第5話:追加声優KENN演じる押江愛之助の恋を、電氣の発明で応援する展開
- 第6話:洋輔との間で、蒸気パイプオルガンvs電氣の音楽対決が勃発
- 原作は結城弘によるライトノベル。京都アニメーション大賞の受賞作が原作
参考にした一次情報:
アニメイトタイムズ(第4話・第5話・第6話の公式あらすじ・追加声優コメント)/Filmarks(レビュー件数)
この記事の独自性について:本記事は、第4話〜第6話に共通する「電氣の力で目に見えないものを可視化する」というモチーフの一貫性に着目し、単話ごとのあらすじ紹介にとどまらない構造的な読み解きを加えている点、および主人公の喪失と再生というテーマ軸から3話分をまとめて再構成している点に独自性があります。
この記事について:本記事は編集部が公式発表・報道をもとに執筆しています。編集方針・情報源・訂正方針は運営者情報ページをご覧ください。
最終更新:2026年8月27日










コメント