※本記事はテレビ東京系ドラマ24「ストレンジ -伊藤潤二の夜も眠れぬ奇妙な話-」第2話の原作にあたる伊藤潤二の漫画『いじめっ娘』のネタバレを含みます。未読の方はご注意ください。
ドラマ「ストレンジ」第2話「いじめっ娘」の元になった伊藤潤二の原作漫画『いじめっ娘』の結末を解説します。子供時代のいじめが大人になって再燃する栗子と直哉の関係、そして最終ページで明かされる衝撃の結末までを紹介します。
『いじめっ娘』原作基本情報

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 作者 | 伊藤潤二 |
| 収録 | 『伊藤潤二コレクション 51』他 |
| ドラマ化 | 「ストレンジ -伊藤潤二の夜も眠れぬ奇妙な話-」第2話(テレビ東京系ドラマ24) |
| ジャンル | サイコホラー |
「温和だった少女の顔が、いじめを重ねるうちに少しずつ邪悪な表情へと変わっていく」——扉絵の栗子の表情の変化が象徴的な、伊藤潤二らしいサイコスリラーの一編です。
あらすじ|子供時代のいじめが再燃する

子供の頃、栗子は自分になついていた年下の直哉に意地悪をするようになります。泣きながらも離れようとしない直哉の様子を見ているうちに、栗子の中には邪悪な悦びが芽生えていく——というのが物語の出発点です。時を経て大人になった栗子と直哉は恋人関係になり、結婚して息子・洋をもうけます。しかし直哉はその後、失踪してしまいます。
本作の恐ろしさは、派手な怪異が起きるわけではなく「子供時代の加虐心が、大人になっても消えずに形を変えて残り続ける」という人間の内面そのものにある。扉絵で描かれる栗子の表情の変化が、読み進めるほどに不穏さを増していく構成が秀逸だ。
衝撃の結末|息子・洋への連鎖

※ここから原作の核心的なネタバレを含みます。
生活に疲れた栗子は、自分が子供だった頃の服装に身を包み、息子・洋を夜の公園に連れ出します。直哉の代わりに、今度は我が子をいじめるために——という凄惨な結末で物語は幕を閉じます。これが失踪した直哉への実際の復讐なのか、それとも栗子の妄想が生んだ行動なのかは明言されておらず、読者の解釈に委ねられる余韻の残し方も本作の特徴です。
ドラマ版との違い
ドラマ「ストレンジ」第2話では、真木よう子が栗子を演じ、直哉との再会から加虐心が甦っていく過程が描かれました。原作は短編ならではのテンポで一気に結末まで駆け抜ける構成のため、ドラマ版でどこまで丁寧に栗子の心理の変化を描けているかが見どころです。
伊藤潤二作品の中では派手な怪異描写が少ない一編ですが、その分「人間の心の中に潜む加虐性」というテーマがストレートに突きつけられる。子供の頃のいじめが形を変えて連鎖していくという構造は、超常現象を扱う他のエピソードとは異なるタイプの怖さを持っている。ドラマ版でこの心理的な生々しさがどこまで再現されているかも、原作既読者にとっての注目ポイントだ。
よくある質問(FAQ)
- Q. 栗子と直哉はどうなりますか?
- 大人になった二人は恋人関係を経て結婚し、息子・洋をもうけますが、直哉はその後失踪します。
- Q. 「いじめっ娘」の結末は?
- 生活に疲れた栗子が子供の頃の服装で息子・洋を夜の公園に連れ出し、直哉の代わりにいじめようとする場面で幕を閉じます。復讐なのか妄想なのかは明言されていません。
- Q. ドラマ第2話の原作にあたる作品ですか?
- はい。「ストレンジ -伊藤潤二の夜も眠れぬ奇妙な話-」第2話の原作にあたります。
まとめ
・結婚し息子・洋をもうけるが、直哉は失踪する
・栗子は子供の頃の服装で息子を夜の公園に連れ出し、直哉の代わりにいじめようとする結末
・復讐か妄想か明言されない、伊藤潤二らしい余韻を残す一編
・ドラマ「ストレンジ」第2話の原作にあたる
派手な怪異のない、人間の内面の恐怖を描いた一編です。ドラマ版とあわせて原作もぜひチェックしてみてください。
ドラマ版の感想・他エピソードのネタバレは各話ネタバレまとめ記事で解説しています。

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