※本記事はテレビ東京系ドラマ24「ストレンジ -伊藤潤二の夜も眠れぬ奇妙な話-」第4話の原作にあたる伊藤潤二の漫画『あばら骨の女』のネタバレを含みます。未読の方はご注意ください。
ドラマ「ストレンジ」第4話「あばら骨の女」の元になった伊藤潤二の原作漫画『あばら骨の女』の結末を解説します。美しいくびれへの憧れが狂気へと変貌していくユリと瑠璃子、そして”ハープの女”の正体までを紹介します。
『あばら骨の女』原作基本情報


| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 作者 | 伊藤潤二 |
| 収録 | 『伊藤潤二コレクション 39』他(2017年12月刊) |
| ドラマ化 | 「ストレンジ -伊藤潤二の夜も眠れぬ奇妙な話-」第4話(テレビ東京系ドラマ24) |
| ジャンル | ボディホラー |
「美しいくびれへの憧れが、あばら骨を取り除くという狂気の美容整形へと発展していく」——美への執着が身体を蝕んでいく、伊藤潤二らしいボディホラーの一編です。
あらすじ|くびれへの憧れとハープの音


女子大生のユキは、兄の恋人・瑠璃子の美しいくびれに憧れており、友人からはあばら骨を取り除く美容整形を勧められます。ある日、おびえた様子の瑠璃子が道端でうずくまり、「糸のような音が聞こえる」「あばら骨を取られる」と怯えた言葉を口にします。その音をたどると、公園でハープのような楽器を演奏する女の姿がありました。
「美しさへの憧れ」という誰もが抱く感情を、身体を物理的に改造するという極端な形にまで押し進めるのが伊藤潤二作品らしい飛躍だ。糸の音というささやかな違和感から、じわじわと恐怖のスケールが広がっていく構成に引き込まれる。
ハープの女の正体・原作ネタバレ


※ここから原作の核心的なネタバレを含みます。
数日後、瑠璃子は変わり果てた姿で発見されます。そして公園でハープを弾いていた女の正体は、心理的な問題からあばら骨の除去手術を繰り返した末、胸部があばら骨とワイヤーで折り重なった無残な状態になってしまった女性でした。美しさへの執着が身体そのものを壊してしまうという、直接的で生々しい恐怖が本作の核心です。それ以降、ユキの周りでも同じ”糸の音”が聞こえるようになり、彼女自身も同じ運命に引き込まれていく様子が示唆されます。
ドラマ版との違い
ドラマ「ストレンジ」第4話では、小倉優香が瑠璃子役、齊藤なぎさがユリ(原作のユキにあたる)役を演じました。齊藤なぎさは、あばら骨を除去する場面の撮影について「モニター越しに見るだけでも恐ろしかった」と振り返っており、原作の持つ身体的な生々しさが実写でも意識された作りになっています。
「美しくなりたい」というごく普通の願望が、身体を物理的に壊す行為にまでエスカレートしていく——このテーマは伊藤潤二作品の中でも特に直接的なボディホラーとして知られている。ハープの音という聴覚的な違和感から始まり、視覚的なグロテスクさへと展開していく構成の巧みさも、本作が長く語り継がれている理由のひとつだ。
よくある質問(FAQ)
- Q. ハープを弾いていた女の正体は?
- 心理的な問題からあばら骨の除去手術を繰り返した末、胸部があばら骨とワイヤーで折り重なった無残な状態になってしまった女性です。
- Q. 瑠璃子はどうなりますか?
- 糸のような音におびえた様子を見せた数日後、変わり果てた姿で発見されます。
- Q. ドラマ第4話の原作にあたる作品ですか?
- はい。「ストレンジ -伊藤潤二の夜も眠れぬ奇妙な話-」第4話の原作にあたります。
まとめ
・瑠璃子が「糸の音」「あばら骨を取られる」とおびえた末、変わり果てた姿で発見される
・ハープを弾く女の正体は、あばら骨除去手術を繰り返した末に胸部が無残な状態になった女性
・美への執着が身体を蝕んでいく、伊藤潤二らしいボディホラーの一編
・ドラマ「ストレンジ」第4話の原作にあたる
美しさへの憧れが狂気に変わっていく過程を生々しく描いた一編です。ドラマ版とあわせて原作もぜひチェックしてみてください。
ドラマ版の感想・他エピソードのネタバレは各話ネタバレまとめ記事で解説しています。









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